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訪英メラニア夫人、黄色いドレスの否めないディズニー感

訪英の米トランプ首相とメラニア夫人。

Blenheim Palaceで行われたメイ首相主催ディナーに到着時の映像を見て思ったことを備忘録として。

このディナー、当然のことながらドレスコードはブラック・タイ。
そのシーンにメラニア夫人が着用して登場したのが、黄色いガウン(フルレングスのクチュール・ドレス)。

この黄色いドレス、目に入った瞬間から、ディズニー映画『美女と野獣』のベルにしか見えず、拭おうにも拭えない。あの曲が頭の中をぐるぐる。

こちらが、トランプ大統領夫妻が車で到着したところからの映像

映像の37秒くらいから4名並んで歩いてくる真正面、是非全身が見える映像があります、ご確認ください。

このガウンを選んだ理由と目的って何だろう?何を狙って、どこに向かっているのだろう?とあれこれ調べてみたところ、
「黄色はクイーン・エリザベス2世の好きな色ということで、敬意を表している」とファーストレディのスタイリストであるHerve Pierreが言ったとか。。。

因みにこのドレスはJ Mendelのもので、このディナーのために作られたそう。「ディズニー・プリンセスのベルになっちゃうかも」とは誰も思わなかったのでしょうか?

実は、この色は別段問題ではありません。どちらかというと、色とシルエット・素材やディテイル(デザイン)の掛け合わせ。特に、シルエットと素材感が問題。
メラニア夫人のようなボディ・フィギュア、顔の感じ(形状も表情も)、個性の人が着用するとなった場合、この手のドレスはテイストのベクトルが確実に違い、仮装になってしまいがち。
彼女はもっとモダンだったり、エッジー、少しワイルド、女性の部分を出すのであれば、グラマラス、セクシーなタイプの物の方が自然に調和が取れるタイプ。
従って、清い・ふんわりした感じ=ディズニープリンセス系の物は、ドレスだけが浮いてしまい、彼女と着用物が乖離、今回のように「ベルのドレス?!」という情報のみが目に飛び込んでくるのです。

彼女のようなグラマラス・ボディ、あの手のビッとした顔立ちには、張りのある、もう少ししっかりした生地でないと、、、このドレスのふわりとした可憐さを感じさせる素材感はまたまた気の毒。一歩間違えると、男性がドレスを着ているような違和感を、見る人に与えたり、彼女の顔立ちに見る強さを不必要に強調することさえあります。彼女の持ちうる外見素材の特徴はそのままで、もっと表情のもっと柔らかい方(内面的個性が柔和でフェミニンな方)であればなんと調和がとれたかもしれませんが。

さて、このドレス、「どう見たってベルでしょう?!」と思ったのは私だけではない証拠に、昨日の時点でこのような記事も出ていました。

メイ首相の真っ赤なフルレングス・ドレスの後ろ側に入った深いスリットも話題になっている様ですが、私はいいと思う。靴もそろいの赤。

男性はドレスコードに従い、ブラック・タイ。

トランプ大統領は、お約束で上着の前は全開なり。

あ、もしや、トランプ大統領夫妻は自らをディズニーの『美女と野獣』という意味?!
いやいや、先日メラニア夫人が「I REALLY DON'T CARE, DO U?」という文字が背中にプリントされたZARAのジャケットを着用して話題になった時でさえ、スポークスマンは「ただのジャケット。隠された意味はない」と言っていたくらいですから、今回こそ隠された意味はないですね。


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