無料で作れるCanvaがあればAdobeはもういらない?Adobe VS Canva論争
SNSで最近よく見かけるようになった「デザインソフトのAdobeとCanva論争」
単に「どちらが良いか悪いか」という視点だけでなく、少し俯瞰して見ると面白いポイントがいくつかあります。
これまで、デザイン業界ではAdobe社が圧倒的な存在感を持っていました。しかし近年、無料のデザインソフトである「Canva」がここまで急成長しているのには、やはり時代の変化が大きく関係していると感じています。
例えば、企業の売上が減少してしまい、デザインの外注を減らし内製化したいというニーズが高まっているケース。
また、デザインを一から学んでAdobeツールをマスターする時間を省き、すぐに「デザインもできる、付加価値のある事務職になりたい人」や「簡単なデザイン案件をクラウドソーシングで受注したいフリーランス」が増えていることも理由の一つでしょう。
さらに、これまでデザインは高価なサービスとされてきましたが、その価格に見合った効果が実感できなかった中小企業が、Canvaのようなツールに移行する背景も理解できます。
今や、非デザイナーが簡単に使えるツールが普及し、情報整理がメインとなるデザイン(例えばチラシやプレゼン資料など)では、CanvaやFigmaのようなツールが重宝される時代になっています。
ビジュアル面よりも、情報を効果的に整理することが求められる場面では、こうしたツールが非常に役立っているのは間違いありません。
簡単にデザインが作れるこの時代に、非デザイナーのデザインスキルもますます重要になっていると言えます。