見出し画像

飲食店のwithコロナという生き方 その5~地域との共生~

これからの飲食店経営でこうすると強くなれると思うのが、コミュニティーを作ることです。考えているコミュニティーには2つあって、それは『地域』と『顧客』です。この2つのコミュニティーを作れれば潰れにくいお店になるのではないかと思うんです。

今回はまず『地域』のコミュニティーについて考えてみたいと思います。これまで飲食店というのは良い意味でも悪い意味でも個人プレイと言いますか、販促をするにしても、雰囲気を作るにしても1つのお店だけで行うのが普通だったと思います(街コンなんかはありましたが)。

上に書いたように、【街コン】というのはありました。それは近隣の飲食店と一緒に、地域全体で協力してイベントをするというものですよね。これを普通にやっていってはどうかなぁ?というのが『地域』のコミュニティー作りです。

1店舗に出来ることというのは小さいことですが、地域全体で1つのことをするのであればかけれる予算も大きくなります。例えば、50店舗ある地域のコミュニティーが1店舗あたり毎月5,000円ずつ出し合うのであれば、50×5000で25万円の販促費用。1店舗で出来ることよりもずっと大きく仕掛けることが出来ます。

お祭り好きは多いです。特に今、人はそういった体験に飢えています。コロナが収まり、オフラインのイベントが可能になった時にそういう街ぐるみのイベントが仕掛けられるととても盛り上がると思いますし、そもそも、前項に書いたように、今や近隣の同業者はライバルではありませんし、コロナのおかげでと言うと語弊がありますが、地域自体に集客力を持たせて、地域ぐるみで外食を盛り上げていくという動きを、働け掛け易い状況にあるのも確かです。

自分のお店だけが勝とうというのではなく、地域全体に人が集まって、地域のお店(飲食店以外も)が潤うという状況を長く続けていくことがこれからの飲食店経営に必要なことなんじゃないかと思っています。

コミュニティーごとにMAPなんかも作れますし、雑誌なんかでも特集を組み易くなるかもしれません。お客さんも「あの辺り面白そうだよね」って思ってくれるかもしれません。そうやってコミュニティーが増えて、それぞれに特色が出てくるととても面白くなっていくんじゃないかなって思います。

新しくお店をOPENしようとする人も、「自分はこういうお店がやりたいからあっちのコミュニティーに出店しよう」とか意思決定の仕方も変わっていきます。自分のお店の地域をもっと盛り上げていく動き、してみませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?