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クリオネ屋さん

金木犀の香りを胸いっぱいに吸い込み、美しい月を眺めて楽しむ芸術の秋。

この秋は、「おりがみ」と「アイロンビーズ」に手を出してみた。
秋だから、というよりは子どもがそれらをやってみたいという年齢になり、「わたしは苦手だからやりたくなーい」というのも大人として良くないな、と思ったので始めた次第である。

おりがみは、本を読みながらせっせと作っている(子どもがまだ一人では折れないので、頼まれたのをひたすら折っている)。

なぜか最多リクエストなのは、「クリオネ」だ。可愛い。

おり紙で折られたクリオネ
難易度★★ふつう クリオネ

難易度がふつう(ツルと同程度)でもコツを掴むまで歪んだりズレたりしてしまった。
そもそも、折り紙の作り方の説明を理解するのに時間がかかる。
こういうやつ↓の⑩と⑪の間に何があったんだ!?感といったら。

難易度★★★むずかしい ぴょんガエル より

アイロンビーズは、小児科に飾ってあるものをみかけた子どもが作りたがったので、自分もアイロンビーズに夢中になった時期があったな…我が家ではやらせてもらえなかったけど…と思ったので購入。
「やらせてもらえなかった」という記憶の詳細が定かではなかったのだが、おそらく我が家にはプレートがなかったのだと思う。
どこからか拾ってきたのだか貰ったのだか、アイロンビーズの欠片を寄せ集めてアイロン台の上に並べてぎゅっと押していたと思う。
あるいは、大人になった自分でもちょっとめんどくさいな…と思うくらいだから、子どもの頃のわたしは作ること自体を楽しめず(あるいは、我が母も面倒に思って)、人が作ったものだったりビーズそのものだったりを眺めるだけで満足するようにしたのかもしれない。

ちまちま並べる横で「まだー?」と急かされたり、「やりたい!」というので渡したら並べたやつが崩れたり。
幼児の手、しっとりしてるのですぐアイロンビーズがくっつく。
そして、つまむ・離すという動作はなかなか難しい。
ようやくアイロンまで辿り着いても、熱を加えて圧着させる力加減が難しい(大人なので慣れでなんとかしろという話ではある)。
なんやかんやで完成した最初の作品たちがこちら。
蓄光タイプなので暗くして寝室でも光る。
なかなか可愛い。

アイロンビーズで作ったハートと四角と雪の結晶

便利な世の中なので、おりがみもアイロンビーズも、その気になれば多彩な実践をネット上で見つけることができる。
真似したいと思うほどハマるかな。一過性かな。
たとえ結果としては一瞬の楽しみだったとしても、いつかまたやりたいとか、楽しい思い出だったなと思ってくれたらそれでいいか、という気持ちでいる。
子育ては、そういうことの連続であるなと思う。

#つくってみた

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