新任マネージャーに贈る言葉
4月は新入社員の季節ですが、新任マネージャ―が誕生する季節でもあります。初めてチームを任せられメンバーをゴールまで連れていく役割を担うのです。期待に胸膨らませている人もいれば、私なんかに務まるだろうかと不安に思っている人など色々だと思います。
僕もそうでしたが、新任マネージャ―は躓きます。
それはもうかなり高い確率で躓きます。理由は、これまでの仕事とは全く質が異なるからです。現在はプレイングマネージャーがほとんどだと思いますが、プレイヤーの感覚でマネージャーの役割を担うことはできません。
マネジメントという全く新しいスキルを一から開発していくスタート地点に立ったということです。当然、マネジメントの知識を研修や本などから学ぶことは重要ですが、最初はほとんど役に立たないと思います。知っていると「使える」は全く違います。
マネジメントは実践を通じて、躓きながらも内省を繰り返し、自らをアップデートしていく過程で「使える」スキルになっていくものです。
僕の経験や、新任マネージャ―を見てきた経験から、特に躓きやすい箇所が3つあると思っています。その3つについてこんな風にツイートしてみました。
ダメマネージャーという表現がちょっと厳しめですが仕方ありません。この3つの症状の内、1つならまだしも、2つ以上、もしくは3つの症状が全て出ている場合は部下は大変です。
そこで、3つの症状をテーマにした新任マネージャ―へ贈るエールを込めて書いたのが以下のnoteです。
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決められない人は多いです。そもそも、決めたことが無いので仕方ありません。決断を繰り返すことでしか、決断も上手くなりません。よくある典型的なダメパターンは「部下の話しを聞きすぎる」です。意見なんてバラバラに決まってます。決断の軸は「誰かの意見」でなく、「目的は何か」によって定義されます。
言えない人もいますね。特に、厳しめの指摘が出来ない人が多いです。これも仕方ないですね。指摘したことがないのだから。マネージャーの仕事はスタッフをゴールに連れていくことです。シンプルに言えば、結果を出すことです。全てはそこから逆算して考えることです。
マネージャ―はゴールを目指しながらスタッフを育成していく役割を担っています。これが苦労するんですよね。ホントに。部下は何もわかってないから好き勝手言ってくるでしょうが、しっかりと指導していく他ないです。結果論ですが、ゴールを目指すことにフォーカスのあったチームに配属された部下の方が伸びますね。
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マネージャ―への道は険しくも味わい深いものです。大変なことも多いですが、とてもやりがいのある仕事だと思います。上手くいかないことだらけだと思いますが、是非頑張ってください。