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結び
2021年3月31日 01:11
私はただ、人に好かれたかった。自分には自信がなくて、誰も私を愛してくれないことを知っていた。だから、彼が私を好きだと言ってくれた時、私は初めて人に愛されることの喜びを知った。最初はそれだけでよかった。彼の好きなものを私も学び、もっと彼に好きになってもらいたかった。必死に彼の好きな私を演じようとした。けれど、いつの間にか彼は私を好きではなくなっていた。私は彼との未来を見ていた。同
2021年3月18日 23:49
お部屋をゆっくり見渡した。この中にどれくらい、私の想いがあるのでしょう。このメイク道具もシャーペンもキーホルダーもお洋服も、この部屋にあるモノたちのどれくらいが本当に私の宝物だったのか。初めてひとり部屋を貰ったとき、ここが私の宝物でいっぱいになることを夢みていた。けれど、私の部屋はたくさんの人の想いでいっぱいになった。「貴方に似合うと思って」「おめでとう。プレゼントだ」素敵