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グラインダーについて語ろう パート3  Anfim SCODY Ⅱ on demand

今日はAnfim SCODY Ⅱについて語ろうと思います。

Anfimは50年以上も前からミラノの中心でプレミアムクオリティのコーヒーグラインダーを個人にもプロ向けにも供給している会社で、そのグラインダーはクオリティ、研究と使い勝手、さらにアートとクラシックなイタリアを共存させているようです。
(大げさなのはHPから訳したからです笑)
現在15,000台以上も年にグラインダーを製造しているようです。

ANFIM SCODY2 

このグラインダーの特徴としてはやはり最初にくるのは’CONSISTENCY(ブレのなさ、一貫性)ではないでしょうか。
このグランだーを使うきっかけになったのも、前の記事で書いたMYTHOS1の使い勝手の難しさから、ボスに皆良いって言うんだけどどうだろう?と1週間お金を払って貸してもらいました。
(オーストラリアには買う前に実際使って実験したり、店に合うかどうかをチェックするために貸してもらえます)

このグラインダーの凄いところはやはり熱に強いので使い続けてグラインダーが熱くなってもその影響がコーヒーに影響しにくい事です。1日中使い切っても安定してコーヒーの抽出が出来ます。
すこーしグラインドタイムはブレますが、無視して必要な量に調整すればok。グランド時間よりも量に注目していればOKです。

あとはやはり値段でしょうか。他のグラインダーに比べて値段が少し安いですよね。


ただし、味の変化として少しドライで明るく(ブライト)になる印象で、少ーしオーバーブリューする様に感じました。
オレンジやグレープフルーツの皮のような頬っぺたに来る苦み、というか。
レシピは少し短めにショットを出すとか、抽出温度を少し下げてとろみ感や甘みを出したバランスのセッティングにしないと、どうだろう?という印象です。
もともとクラシックなイタリアンローストな豆を使っているお店は注意した方がいいかもしれません。
もしかしたらブルーベリー、ブラックカラントなどダークベリー系、チョコレートなどの豆は上手くフルーツの酸味を引き出しつつコーヒーの美味しさも出せるかもしれません。
もしくはしっかりフルーツ系のライトローストの豆などはブラックにあうかもしれません。
(すいません、実験済ではないので想像です)

ホッパーが2KGで小さいので私の店のような朝の時点で12KG使う店には少し小さすぎる印象です。
 

私の想像するこのグラインダーの使い方は、

①2台目のシングルオリジンとかライトローストブレンド用に使うとか、少し工夫する。

②1-2年位の経験の浅いバリスタにとりあえず素早くコーヒーをつくってもらう用

③味よりも安めで安定供給できるグラインダーがよい

という、カフェオーナーやバリスタに合うと思います。


私はシニアバリスタですがコーヒーマシンを使ったコーヒーの抽出のプロなので、卸している会社や焙煎してる方は違う意見があるかもしれませんね。
あくまでも私個人の意見です。

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