グラインダーについて語ろう パート4 Mahlkonig E80 Supreme
今までで一番感動したグラインダーは何か?と言われたらまずこのマルコニッヒのE80シュプリームを押します。この先ずっと。
実は今日使わせてもらう機会があり、もともとあるグラインダーとこのグラインダーで本日15kgぐらい消費したので、恐らく8kgぐらい使った結果の感想です。
EK43も素晴らしいですけど、シングルグラインド向きなのでエスプレッソビーンズには使えなかったのですが、E80シュプリームはエスプレッソマシーン用グラインダーです。
まず、毎回グラインドタイマーのセッティングでグラム数を毎回2時間ほど測ってましたが、基本的な誤差は±0.2gくらいでした。
これって凄くないですが?2時間稼働しっぱなしで熱の影響がほぼ全く無かったです。
もちろん他のグラインダーと同じような特徴(ホッパーに豆がなくなってくるとショットが短くなっていく等)はありました。
次にアジャストメントがつまむバーで動かしやすい、尚且つディスプレイにもどれくらいサイズが変わったか表示してくれてWチェックできる。ちなみに以下画像の上の数字です。
しかもグラインドのスピードも速い。
何度も使って温度が上がってくると少ーしずつ豆を荒くしていく作業はありましたが(本当に気づいたら抽出秒数が1秒長く1秒長くとなっていくため)
どのグラインダーでも起きる現象だけれどもオーバーヒートになるほどではありませんでした。
(というかほとんどのカフェでオーバーヒートするくらいグラインダーを使っているのか疑問ですが)
毎回毎回グラム数をアカシアスケールで測る手間を無視してそのままタンピングしてコーヒーマシンで抽出できるのでスピードアップが出来るのもありがたいですね。
ただし、デメリットもあります。まず、メンテナンスがくっそ面倒くさい事。
以下の調整している動画をご覧ください。
バーにたどり着くまでに外さなきゃいけないものが多すぎる。
しかもこれを毎日やらないと毎日良いパフォーマンスをしてくれない(毎日10kg以上使う場合で、小規模のお店は除きます)というのがネック。
あと単純に値段が高い。オーストラリアで$5000、日本でも50万以上しますね。本当に潤って資金力のあるところしか買えないのでは?
さて、このコーヒーで作るコーヒーの味ですがとてもクリーミーで強い苦みなどの違和感もなく、まとまった味になりました。
まとまった中に少しだけ水感があったので、もう少し実験して飲みたかったのですが、今日に限って思いがけないスタッフの不注意からくるケガでの早退やボスが勘違いして客の前でヒスになりその件で喧嘩したり(その後仲直りしてます)色々ありすぎて1日で返すことに笑
1日だけでも使えて貴重な経験になりました。
お金と閉店時間に余裕のあるシングルオリジンやってるようなカフェは是非このグラインダーはおススメです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?