つなぐ台所

いつかオンリーワンのフェスをやる! 20年間飲食業をしている普通のシングルマザーが、 …

つなぐ台所

いつかオンリーワンのフェスをやる! 20年間飲食業をしている普通のシングルマザーが、 夢を叶えるまでの軌跡を 自分の人生を振り返りながら綴っていきます。 わたしの人生は「音楽」「料理」「人」を 中心に回っている。心の豊かさと愛を、 次世代に繋いでいきたい。

マガジン

最近の記事

〈男女の掛け合いが心にグッとくるラブソングおすすめ曲 5選〉

ふたつの星 / ハンバートハンバート eureka(feat.kojikoji) / 変態紳士クラブ、kojikoji I&I LIFE / ONEDER、ARIWA Best Part (Feat.H.E.R.) / Daniel Caesar、H.E.R. Two Wrongs (Feat.Claudette Ortiz) / Wyclef John、Claudette Ortiz

    • 〈心が疲れてしまった -戦う女性におすすめ曲5選〉

      ちょっと新しいシリーズもはじめます。 とにかくずっと音楽を聴いているので こんなシーンにハマったなぁと思う曲を 紹介していきたいです。 歌詞も一緒に感じてもらいたいので 日本の曲が多くなると思います。 今回は、 〈心が疲れてしまった 戦う女性におすすめ曲5選〉 何になりたくて、 / ロザリーナ 金柑/ kojikoji Keep Your Heads Up ~ISLAND MIX / Hanah Spring、笠原瑠斗、Youth Of Roots あの星の誰か

      • 普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.11《大きな失敗》

        顔を出していく 自発的に自分を出して 表に向かう覚悟ができた。 I氏に連絡をとり、唐突に 「youtube撮影をしてくれないか?」と お願いした。 今回レゲエを主体にした 音楽フェスをやろうとしていたので、 少し特殊な遊び方である レゲエのイベントのことを解説し、 音楽の素晴らしさを伝えたいと思った。 また、自分の顔をさらけ出して、 イベントにきてくれる人に 入ってきてもらいやすい雰囲気を 作れるようにしたい との想いもあった。 その日を迎えるにあたって、 今までな

        • 普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.10《光る未来への小さなさわり》

          行動 年が明けてから、 I氏とコンタクトをとり、会うことにした。 途中まで仕上がった企画書を 読んでもらいたかった。 アドバイスを受けた。 「硬い企画書だね。」と言われた。 そこで、1つの提案をもらった。 「月末に蒜山でコーヒーの出店をやるんです。 ゆっくりした時間になると思うので、 PCを持ち込んで打ち合わせをしませんか?」 遠い! けど、何か可能性を感じて 私はそれに自分も出店する形で 同行することにした。 関西から外に、簡単に行くほど 私は行動範囲が広くな

        〈男女の掛け合いが心にグッとくるラブソングおすすめ曲 5選〉

        • 〈心が疲れてしまった -戦う女性におすすめ曲5選〉

        • 普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.11《大きな失敗》

        • 普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.10《光る未来への小さなさわり》

        マガジン

        • おすすめ曲
          2本
        • 音楽と共に歩んできた
          11本

        記事

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.9《激動の私生活》

          次の生活の糧 それから3ヶ月ほど後のことだった。 私は店をたたんだあと生きる術として、 自分の店をもつ計画を始めた。 間借り営業してやっていた店 「花盛栄場」を 新しく物件を借りてやろうと思った。 以前主人との店を始める時に お世話になった商工会の人と コンタクトをとり、 相談に乗ってもらいながら、 街を歩き、物件探しをした。 奈良の街をかなり歩き回り、 不動産に出ていなそうな 古民家を昔から住む人に 聞いてもらったりもしたが、 かなり苦戦していた。 急なお誘い

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.9《激動の私生活》

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.8《初めてフェスをやってみる》

          イベントのテーマ そこには自分がこれから どう生きたいかを問う課題も含まれていた。 私は、イベントをする計画をたてた。 その中で主軸にした3つの課題が、 「家族で音楽」 「地域の活性化と循環」 「アーティストや文化を絶やさない」 ということだった。 「家族で音楽」 1つ目の「家族で音楽」。 これには2つの意味があり、 子供が生まれたりライフスタイルが 変わっていく中でLIVEを観に行ける機会 というのが極端に減った自分の現状と 照らし合わせた。 レゲエがかか

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.8《初めてフェスをやってみる》

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.7《泉州のダンスホール》

          泉州のレゲエイベント それだけではなくライブに 足を運ぶようになって それはより明確になった。 泉州にある「DOWNTOWN」というクラブ。 大阪はレゲエのシーンが昔からアツい。 特に泉州はレゲエタウンと呼ばれるほど、 レゲエ好きが多く、 親が聴いていることから 子の世代へ繋がっていっている 日本でも特殊なエリアだと思う。 夕方からのイベントだった。 ゲストは、先述した 20年私がずっとファンでいるアーティスト。 Spinna B-ILLさん。 そのアーティス

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.7《泉州のダンスホール》

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.6《結婚・店のOPEN・子育て》

          結婚 24歳で結婚した。 20歳くらいの時に 一緒に厨房で働いていた 音楽と旅が好きな人だった。 自己肯定感が低く、 「結婚しよう」と言ってくれる人なんて 一生現れるわけがないと思っていた。 「将来店をやりたい」 という夢があったので、 正直「結婚」すら頭になかった。 だが、同じように将来店をやりたいと 思っていたこと。 趣味が合ったことから、 2人で店をやろうと一緒になった。 店を開く 26歳の時、飲食店を開くことになった。 フランス郷土料理やイスラムの料

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.6《結婚・店のOPEN・子育て》

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.5《衝撃的なバンドとの出会い》

          衝撃的なバンドとの出会い そんな中私は、 衝撃的なバンドとの出会いをする。 惜しまれつつ解散した、 「Spinna B-ill & the cavemans」 20年経った今もなお、 私が一番影響をうけている アーティスト。 当時よく出ていた コンピレーションアルバムや MIX CDから知ったと思う。 一番最初に聴いたのは、 多分このバンドを知っている人がいたら だいたいそうであろう 「ライオンの子」という曲。 ダンスホール全盛期の中、 和製bob marley

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.5《衝撃的なバンドとの出会い》

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.4《大学中退から社会へ飛び出す》

          厨房での新しい出会い 大学に入る前に、アルバイトを始めた。 地元にあるとてもお洒落な佇まいの インド料理屋だった。 オーナーはモード系のファッションに身を包み、 日本人とインド人が一緒に働いていた。 スパイシーな香りが漂う中、 インド人が厨房にあるラジカセのスイッチを 入れる。 甲高い声の女性が歌う インド歌謡の音楽に合わせ、 鼻歌を歌いながら陽気なインド人が タンドールにナンを張り付けていた。 そんな様子を横目に、 高校を卒業したての私は 異国情緒のあるリズム感

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.4《大学中退から社会へ飛び出す》

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.3《高校生》

          高校生 高校生に上がり、見た目やファッションを より気にするようになってからは 「おしゃれな曲」に目を向けるように なっていった。 ヒップホップが日本で市民権を得出した頃だ。 中学からの友人がたまたま同じ駅の 高校に通っていたのでよく遊んでいた。 放課後その友人に家で、 ビルボードが毎週放送されていることを聞き、 彼女の好きな音楽を教えてもらった。 エミネム、アッシャー、ミッシーエリオット などのミュージックビデオを一緒に観ながら、 「この曲、このへんがいいよね!」

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.3《高校生》

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.2《幼少期から中学生》

          生い立ち 私は大阪で生まれ、 公務員の父親と専業主婦の母に 大切に育てられた。 音楽に興味を持ち出したのは小学生だった。 小学生の頃、小室ファミリーが 全盛期を迎えていた。 放課後、近所の公園で思いっきり 友達と遊んだあと、 料理が得意な母が美味しい手作りの夕飯を 食卓に並べてくれていた。 3人兄弟だったので大皿に ざっくり盛られていたが何品も用意してくれた。 それを食べ終えたのち、 テレビの音楽番組を観て過ごすのが好きだった。 ときには近くのTSUTAYAで C

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.2《幼少期から中学生》

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.1《プロローグ》

          プロローグ 私はレゲエが大好きな、普通のシングルマザー。 ダンス?シンガー? いや、アーティストではない。 私の日常は毎朝子供を起こして ご飯を食べさせることから始まる。 その間に水筒を準備し、 ほったらかしの着替えたパジャマをかき集め、 また寝っ転がってしまった息子に声をかけ、 娘の長い髪を結び、 「いくよー!」の号令をかけて 一斉に車に乗り込む。 車のエンジンをかけて、 スマホから音楽を繋ぐ、裏打ちの音楽。 20年間、飲食業界で働いてきた。 長年住んでいた

          普通のシングルマザーがフェスを夢にする-音楽と共に歩んできた no.1《プロローグ》