偏った読書遍歴
私が本格的に読書にハマったのは大学後半からだった。
母が読書好きのため家には小説がたくさんあった。
私も本を読むのは好きなほうだった。
国語の成績も数学や理科に比べると圧倒的に良かった。
でも学生時代は、ほかにもっと好きなことが多かった。
本を読むより嵐のDVDを見る、どうぶつの森をする
友達とプリクラを撮りに行くことのほうが優先度は高かった。
今思えば、時間がたっぷりあったあの頃にもっと本を読んでおけば、、、
働き出して読書に充てられる時間が全然ないことに愕然とした。
通勤バスの20分と寝る前の数分~小一時間のみ。
しかし、かなり酔いやすい体質のためよっぽどコンディションが良くなければバスでも読めない。
寝る前は疲れ切っていて数分で寝落ちることがほとんどだった。
読む時間が少ないから、読める本も少ない。
だから失敗・後悔したくない
確実に面白いと思える読書がしたかった。
そうすると恩田陸、湊かなえを中心に
原田マハや伊坂幸太郎をつまむといった
偏った読書が完成した。
同じ作家さんの本を読み続けるとなんとなく
描写や構成のクセが分かって読みやすくなっていき
初めて読む作家さんの表現の仕方がフィットせず
少し読みにくく感じることもあった。
そうしているうちにより偏っていってしまった。
仕事を辞めた今、いろんな作家さんの本を読むことにした。
さっそく今日は重松清と角田光代の本を2冊ずつ買った。
重松清の『ビタミンF』を読み始めた。
まだ半分しか読んでないけどいい。面白い。
なんで今まで読まなかったのか
結局後悔することになった。
これから読書の幅が広がりそうでわくわく、にやにやしている。
エッセイの面白さにも気づき始めている・・・二ヤリ