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実は深いゲーム!ピクミンについて(後編)

こんにちは水曜担当の太陽です☀️
今週もよろしくお願いします!

前編の続きとなります。

前回はゲーム性の話でしたが今回はピクミンの深いメッセージ性について語ります。


開発者のメッセージ

いきなりですが、ピクミンの開発者である宮本茂さんは以下のようなことを言ってました。

宮本茂氏

ピクミンは社会的なモラルの度合いを測られるゲームだと思います。

人間は誰でもずるいところがあって、善意があったとしてもそれは偽善であったりするから本当の善意で生きてる人はいないと思っています。

本当の善意について考えるきっかけになったらピクミンの役割は十分果たしたんじゃないかなと思っています。

松本人志 大文化祭 

社会的なモラルの度合いを測られる??

あまりにも大袈裟すぎる言い方だけど、実際ピクミンをやってみると間違ってないと思います。

少し深掘りしていきましょう。


ピクミンの残酷な設定

ピクミンは引っこ抜かれた時点でプレイヤーに完全に服従するので生かすも殺すも全てプレイヤーに委ねられています。

例えば、以下のような事象が当てはまります。

  • 白ピクミンは体に毒がある設定なので生物にあえて食べさせて毒死させる戦法を使う

  • 溺れてるピクミンを時間制限を考慮して見捨てる

  • 日没までにピクミンを見つけられず諦めて地上に置いていく

また、何匹ピクミンが死んだとしても簡単に増やせてしまうので、時間制限を考慮すると犠牲も厭わない残酷なゲーム設定になっています。

ピクミンの敵チャッピー

自分のモラルの理解度が上がる

初めてピクミンをプレイしたのが小学校1年生の頃でした。
その時はあまりの難しさにピクミンが大量に犠牲になってしまい悲しくて一時期辞めてしまいました。

ただ、去年発売されたピクミン4を大人になってやってみると、ピクミンが多少死んでも時間重視でどんどん進めていきました。

自分は優しい人間だと思っていたけど、時間や効率を重視している自分に気がついて少し落ち込みました。
これは、子供の時に比べて純粋さがなくなり社会の辛さも経験して多少の犠牲を払わないと前に進めないと思うようになったからです。

今回、ピクミンの新作を久しぶりにやってみて大人になった自分のモラル感の低下を映し出されたよう気分になりました。
(成長して様々な事を学んだというポジティブな見方もできますが、、)

モラルが高い人は難易度が大幅に上がり、低い人は簡単にクリアできてしまうので、このゲームは効率とモラルのバランスによって難易度が変わる極めて稀有なゲームとなっています。

一見、可愛らしいゲームですが実はピクミンは人間の負の部分について考えさせてくれる深いゲームなんです。

最新作のピクミン4

実際に自分がゲームをしてみて、やはりピクミンは宮本茂さんが仰る通りモラル感を測られるゲームだと思います。

ピクミンを一匹も殺さずにプレイできる人

ピクミンが死ぬのが可哀想でそもそもこのゲームをできないという人

もしかしたら、このような人が100%善意で生きているのではないかと思ってしまいます。
(大袈裟ですが。。)

たかがゲーム、されどゲーム
そんな自分のモラル感について再認識させてくれるちょっと人生に役立つゲームなんです。

ピクミン死亡時

最後に

今回のピクミンの話は自分のモラル感について考えるきっかけになる素晴らしいゲームというのを一番に伝えたかったんです!

ピクミンの開発者の宮本茂さんがダウンタウンの松本人志さんと対談している動画があるので興味もった方はこちらも!

クリエイター同士による仕事の進め方やものづくりの考え方、ピクミンの誕生秘話など大変有意義な動画となっているので今回の記事で興味持った方は是非!

それでは木曜担当のゆうなちゃんにバトンタッチ🏃

また来週👋

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