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文系理系、どっちに進む? Part1

こんにちはゆくりです。今回は、文系と理系どちらに進むのがいいのかという議題について私なりの考えを説明していければと思います。文章を書いていたら、だいぶ長くなってしまったので今日の記事では、文系と理系の違いについて説明し、来週の記事で、私がおすすめする選択とその理由について説明していければと考えています。

それではさっそく文系科目と理系科目の違いについて私なりの考察を書かせていただきます。

文系科目


 文系科目は、新しい知識に触れ、自分の知識が広がっていくことに強くひかれる人のための学問だと私は考えます。歴史や地理なんかはまさにこの典型といえるでしょう。

 よく、文系科目は暗記科目だという人がいますが、これは誇張表現だと思います。あくまでも暗記的側面が理系科目に比べて強いというだけで、文系科目であっても、ある程度考える行為を楽しむことはできます。高校生の頃に地理科目を教えていただいたK先生は「地理とはなぜそこにそれがあるのかを学ぶ学問である」と説明していました。例えば地理では次のような問題が出題されます。

問い:
(世界地図のある地域に印がつけられており)なぜこの地域には砂漠があるのか

この問題には次のようなステップで回答していくことになります。

  1. 山、風、海、気候区分など砂漠ができる要因をいくつか勉強する。

  2. 学んだ知識の内、どの要素が今回の地域に当てはまるのかを検証していく。

 どうでしょうか。地理科目は文系科目ですが、この問題を回答するにあたって論理的思考を用いていると思いませんか。このように文系科目であっても回答するのに論理的思考を問われる問題が出題されることは普通にあります。
 しかし一方で、数学などと比べるとそのウェイトの軽さも感じられるのではないでしょうか。地理や歴史、古典などの文系科目では持っている知識の多さが最も効果を発揮します。先ほど説明した例でいえば、1番の砂漠ができる要因をいくつか勉強する、ということのほうが2番の分析よりも圧倒的にウェイトが大きいわけです。そういった意味で私みたいに論理的に解を導くプロセスのほうを楽しみたい生徒は少し物足りなく感じてしまうと思います。


理系科目


 では理系科目のほうを見ていきましょう。私が思う理系科目とは、新しい知識に触れることよりも、一つの知識を自分の中で分析し、解釈することで応用力を身に着け、それを問題を解く過程で実感し楽しむ学問です。

 理系科目では自分の学んだ知識がそのままダイレクトに問題に適応できるというケースはほとんど存在しません。そういった問題ではほとんどの人が解くことができてしまい、入試問題として機能しないからです。理系科目の問題を解くためにはすでに持っている知識/道具をうまく改良したり、道具同士を組み合わせてその問題にピッタリとマッチした新しい道具を作る必要が出てきます。私はこの新しい道具を作るという部分に理系科目の楽しさが詰まっていると感じています。

 理系科目の知識と文系科目の知識には、決定的な違いが存在します。その違いは創造性です。例えば歴史の知識をいくら学んでも、それらの知識を混ぜ合わせて新しい知識を作ることはなかなか難しいと思います。一方、高校数学で勉強する二次関数は、整数問題に応用できたり、場合分けの思考が確率などにも繋がってきます。ベクトルなどは幾何的な問題を代数学に落とし込んだり、はたまた数学を通り越して物理学や化学にも応用できたりするわけです。
 このように理系科目で学ぶ知識は非常に高い柔軟性を持ち合わせています。この特性を持つ結果、理系科目で学ぶ(暗記する)知識に関しては、文系科目と比較すると圧倒的に少ないです。しかし、その少ない知識、道具を少しいじってみたり、組み合わせたりしてみることでありとあらゆる問題に立ち向かうことができるようになるわけです。
どのような道具が今回の問題には必要なのかを考える思考プロセスこそが、まさに論理的思考であり、この論理的思考プロセスは文系のそれとは比較にならないほど「深い」わけです。

文系科目と理系科目の違い

以上が私が考える文系と理系の違いです。それぞれの学問で楽しみ方が異なるということが分かっていただけたでしょうか。今回の記事の内容を踏まえて、「自分はどっちのほうが楽しめそうかな?」と考えてみるといいと思います。


今回の記事では、文系科目と理系科目の特徴について私の見解を書かせていただきました。次回の記事では、いよいよ本題である文系と理系どちらに進むべきかということについて説明させていただきます。ではまた来週、楽しみに待っててください!

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