え的プロ野球~検証!大和運2018~
難波金融伝・ミナミの帝王を見ていたら、金貸しの主人公・萬田銀次郎(竹内力)が債務者から借金を取り立てている。
債務者は借金を踏み倒して夜逃げし、どこに行ったかわからない。銀次郎は債務者の旧住所あてにゆうパックを出し、郵便局を張り込み。その荷物を積んだバイクが郵便局を出たのを確認して尾行する。転居届が出されていたため荷物は債務者の夜逃げ先に届く。
「夜逃げいうんはまだまだ余裕があるやつがするこっちゃ。」
居場所を突き止めた銀次郎は債務者を捕まえて、借金返済方法の三択を突き付ける。
1、腎臓を売る
2、遠洋漁業船に乗船
3、トンネル工事のタコ部屋に入る
なかなかエグいが、銀次郎から金を借りて逃げられた者はいない。
うなだれて観念する債務者。
「借りたもんは返す。人間として当たり前の事やろが。」
萬田銀次郎の名台詞。
お金は怖い。難波金融伝・ミナミの帝王は本当に勉強になる。
ちなみに債務者は3を選んでいた。
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【えに大和運はあるか?】
野球好きな私は時々球場に野球を見に行く。
安くないチケット代を払っているのだ、球場に行ったならば大好きな選手の活躍を見たいものだ。
横浜DeNAベイスターズ・大和選手ファンの私だが、はたして私に大和運はあるのだろうか?
(大和選手のプロフィールはこちら)
大和選手が阪神タイガースにいた2017年までの現地での私の大和運はゼロだった印象しかない。
・ノーヒットだった。
・スタメンではなかった。
・出番がなかった。
・そもそも一軍にいなかった。
本当にこんなことってあるのか⁉ と思わずにいられない大和運の無さ。
しかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーし!!
2018年ベイスターズに移籍した大和選手はスタメンで試合に出ることがぐ~んと増えた。球場に行けば大和選手の活躍をいっぱい見られるはずだ。
2018年の私は萬田銀次郎のようにかっこよく、チケット代を大和選手の活躍で回収することができたのか⁉ 検証してみたい。(チケット代はうろ覚えなので、だいたいの数字)
【6月12日】
千葉ロッテマリーンズVS横浜DeNAベイスターズ(ZOZOマリンスタジアム)
この年、公式戦で初めて見に行ったのがこの試合。
大和選手はここまでほとんどの試合をショートスタメンとして出場している。当然、この試合も…。はりきって開場と同時に球場に入る私。
階段を上り、内野スタンドに出ると目の前にフィールドのパノラマが広がる。野球場っていいなあーと感動する瞬間だ。
目の前で練習しているベイスターズの選手たち。だがしかし、いくら探しても大和選手の姿が見えない。最初はベンチの奥にでもいるのかな、くらいに思っていたがいつまでたっても現れない。どんどん不安になってくる私…。
実は大和選手、この日の開場直前に練習の打球が後頭部を直撃、病院に向かっていた。
私が球場に入る何分か前には大和選手はそこにいたのだから、もう大和運のなさ、ここに極まれりというしかない。
携帯を持っていない私は結局何が起こったのか訳が分からず、大和選手のいない試合を不安でいっぱいな気持ちのまま観戦。試合内容は全く覚えていない。
大和選手は無事だった。しかも、2日後の試合で大活躍、ヒーローインタビューを受けている。なぜ、なぜこの日のチケットを取らなかったんだ、自分…。
チケット代4500、1大和も回収できず。
【7月9日】
横浜DeNAベイスターズVS中日ドラゴンズ(横浜スタジアム)
前回の信じられないようなアクシデント&自分の大和運の無さにリベンジすべく購入したこの日のチケット。
今度こそ、今度こそ大和の活躍をこの目に焼き付けるんだ…!
ところが、またしても自分の大和運の無さを思い知らされる事態に……。なんと大和選手、7月5日に背中を痛めて登録抹消。今回も大和選手のいない試合を観戦することとなった。
せっかくの勝ち試合もむなしさばかりが押し寄せる。結局心から試合を楽しむことができず、ヤスアキジャンプの大歓声を背中に球場を後にした私。
チケット代4500、1大和も回収できず。
【8月9日】
東京ヤクルトスワローズVS横浜DeNAベイスターズ(神宮球場)
約1か月のファーム生活を終え、大和選手は8月4日に一軍復帰。
復帰後はセカンドをやったりしているが、ヒットも出ているし、今度こそ活躍するだろ!してくれー!祈るような思いで入場。
……しかし練習風景を見ればその日のスタメンが誰かだいたいわかってしまう悲しさ。
大和選手、この日はスタメンではなかった。そして出番なし。
この日は野球の日。ベンチで撮影中の大和選手の姿を拝めたのがせめてもの救いか?
チケット代4000、2大和回収。
【8月24日】
東京ヤクルトスワローズVS横浜DeNAベイスターズ(神宮球場)
2018年の公式戦現地観戦はこの日が最後。
これまでチケット代13000に対して回収した大和が2という奇跡的な大和運の無さを見せつける私。もう後がない。はたしてこの試合の大和運やいかに⁉
この日は外野席で観戦。大和選手は1番ショートでスタメン出場。
第1打席、ヤクルト先発ブキャナン投手からいきなりのレフト前ヒット。その後も右中間に二塁打を放ち、送りバントも成功させて1番打者として文句なしの仕事。
守備もキレていた。2回裏三遊間の深い打球をセカンドで封殺した超絶ファインプレー、これだけで見に行った甲斐があったというものだ。試合も勝って大満足。
突然の大和回収にホクホクの私。
チケット代2500、6000大和回収。
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【大和運2018検証結果】
チケット代15500、6002大和回収。
まず声を大にして訴えたいのは、2018年の大和選手は離脱していた1か月を除き、大部分の試合ショートスタメンだったという事実だ。4試合しか行かなかったとはいえ、4分の3大和選手がプレーする姿を見られなかったというのはちょっと問題ではなかろうか。最後の1試合でだいぶ回収したものの、チケット代の半分にも満たない。
これはいかん。
「ワシは地獄の底まで取り立てに行ったる。ついでに閻魔さん保証人にしたるで。」
萬田銀次郎になりきってリベンジを誓う私。
チケット代全額回収できる日はくるのか⁉