映画「ヴィーガンズ・ハム」

こういう映画好きよ!
肉屋を営む夫婦。最近喧嘩が増えてきた。嫁友人夫婦も同じ肉屋だがそちらはガンガン儲けていい暮らし。
一方、旦那は職人気質。肉へのこだわりが強いあまり柔軟な経営ができない!
嫁友人がまー話すとお金のことしか言わない。こういう人いるよねー。
息をするようにマウントとるやつ。ナチュラルにやっちゃう人もいれば意識的にやっちゃう人もいると思いますが、誰かが傷ついてることは考えてほしいよね。
友人夫婦性格が悪いのでよく友達やってんなと思いました。
ヴィーガンが主人公夫婦肉屋を襲撃。
このヴィーガンを後日殺しちゃったところから主人公夫婦の人生が大きく変わります。
主人公嫁の趣味が大いに役立つことに!私も我が母も似たような趣味があるのでこういう事態がもしあれば大いに役立てられるかもしれません。
殺しちゃったヴィーガンをこれまたうっかりハムにしてしまい、気づかぬ主人公嫁と客が食して絶賛。
ここからびっくりよね。人肉って知ってもうまいから売ろうぜという嫁。
最初は嫌がる主人公旦那ですが食してから心が揺れる。
そしてイラン豚としてヴィーガン肉を売ることを決意!
いやー、倫理がない。
最初は失敗ばかり。徐々に慣れていく感じがサイコ。
ブラックコメディとしては素晴らしいですね。
殺されていくヴィーガンも千差万別。嫌な奴もいればまじめでいい子もいるっていうね。
主義主張は結構なことですが、それを人に押し付けんのはどうかなって思います。娘の彼氏ヴィーガンはあなたたちの主張を尊重するといいますが、口をひらけば肉を食す人を悪くいうっていうね。こんな奴は殺されても文句言えんぜ。
ヴィーガンはじめこういう主張をする人たちって中途半端だからあまり好きじゃない。動物がかわいそうとかね、環境に悪いとかいうのであれば文明を捨てて生きてから家って思うのよ。居住区画や公共機関、医療に食べ物生活にかかわるすべてのものは何かしらの犠牲の上になりたってんだから。
それがないと生きていけないからそれはOKだけど食べるのだけはとか馬鹿じゃねーのって話。自分に都合が悪いことは見なし知らないってのがこういう人だと私は思っております。偏見ですけどね!
なので本作でヴィーガンが殺されるさまは笑って観れる!そんなやつらがばかすか死んでいくわけですから。
殺人のテンポもいいのよねー。
主人公夫婦が徐々におかしくなっていき、ヴィーガンみるとおいしそうってなるのが怖い!

監督/脚本:ファブリス・エブエ
キャスト:マリナ・フォイス、ファブリス・エブエほか

ジャンル:ホラー
おすすめ度:★★★★
個人的採点:84点

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