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公平と平等について


普段生活をしている中で「公平」や「平等」という言葉を耳にすると思います。ですがみなさん、その違いをちゃんと説明できますか?何気に知らないその差を深堀りして現代社会を見ていきましょう。

公平と平等の違いとは?

Wikipediaでの定義は以下のようです。
公平とは「公に平らなこと、すなわち一定の集団において、偏らないということ」、平等とは「偏りや差別が無く、みな等しいこと」だそうです。
これだけだと分かりにくいですね…。よく用いられる例えが仕事の分配ですね。例えば営業と事務の仕事がそれぞれあったとしましょう。これを2人で分担するとき、普通は両方とも同じ量をこなそうとしますよね?これが「平等」です。しかし、人間誰でも得意不得意がありますよね。そこで自分の得意な事務は全てこなす代わりにもう1人に営業を全て任せる。これが「公平」です。

どんな時が公平?平等?

理論をいくら展開したところで机上の空論にすぎません。ということで生活での実例を見ていきましょう!

➀朝の洗面所

現在の時刻は7時です。あなたは毎朝8時に家を出るとします。洗面所で歯を磨いていると妹がやってきて順番を譲ってくれと言います。妹は7時30分までには家をでなければなりません。ここで譲らないのが「平等」です。だってあなたの方が先にいましたもんね。反対に譲るのが「公平」です。急いでいる妹に合わせて対応を変えていますもんね。

➁課題の提出

あなたは大学の教員です。ある日、昨日締め切りだったレポートを遅れて提出してきた学生がいました。期限を守れなかった理由は体調を崩して病院に行っていたからだそうです。ここで重要なのは受け取るか否かのみが公平・平等の判断基準にはなりえないということです。「受け取りはするけど減点はする」というのも、また1つの公平の形です。要は二元論ではなくグラデーションで考えるということです。

公平と平等は両立できない⁉

今までの文章を読んでて気づいた人もいると思いますが、公平と平等の両立ってほぼ不可能なんですよね。なぜなら平等は「ルールはルール」として行動するのに対し、公平は「ルールはあるけどその人によって対応を変えよう」っていうのが本質だからです。ここで大切なのがどちらの考えにも優劣はないということです。結局はケースバイケース、その場に応じて柔軟に対応していくことが大切だと思います。

まとめ

公平と平等の差、理解して頂けたでしょうか?繰り返しにはなりますが、結局はケースバイケースです。自分の状況に合わせてものさしを変えていきましょう。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

引用


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