【前編】やっぱり「人を育てる」ことが好き。採用人事から育成講師へキャリアの幅を広げるまで。
こんにちは!ギブリー人事部です。
今回は、Trackボードメンバー / 研修企画運営責任者の森さんにインタビュー。ゼロから事業立ち上げを行い、数億円規模に事業を成長させたスペシャリストでありながら、チームメンバーの誰からも好かれる「人たらし」。
そんな彼の人柄やキャリア観を深ぼっていきたいと思います!
【この記事をぜひ読んでいただきたい方】
採用・研修などのHR分野に興味がある方
採用業務に携わっていて、育成にもキャリアの幅を広げたいと思う方
プロフィール
森 康真
HRTech部門 Trackボードメンバー / 研修企画運営責任者
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ー森さん、さっそく自己紹介をお願いします!
大学の専攻がコンピューターサイエンスだったこともあり、社会人になってからは終始一貫してテクノロジー業界でキャリアを積んできています。エンジニアリングだけでなく人事業務も経験している、いわゆる「ジンジニア」の視点を持って、現在は研修事業に取り組んでいます。
元々インドアだったのですが、最近は子供の野球チームのコーチや、愛車でのドライブなど、お外に出ることが多くなり、アウトドア派に転向しつつあります笑
ー中途入社とのことですが、前職はどんなお仕事をしていたんですか?
メガベンチャーで採用担当をしていました。一度に数百人が参加する大規模インターンシップの運営や、1000人規模の新卒採用プロジェクトに関わった後、自身のエンジニアリングスキルのバックグラウンドを活かしたエンジニア採用業務につき、リーダーとして新卒/中途エンジニア採用に従事しました。
このときにTrack Test(当時はcode check)を採用プロセスに導入し、まだ一般的では無かった新卒エンジニアのジョブ別採用(職種別にポジションを分けた採用手法)を実現できました。当時としては先駆的な試みだったので、様々な媒体に取材いただいたり、登壇する機会も得られました。
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人を育てることが好き。多様な評価軸で人を評価できるような世の中にしたい。
ーコンピューターサイエンスやITコンサルと人事って、少し距離があるように感じます。
あー、そうかもしれません。
ー人事になったきっかけは何だったんですか?
自分から希望して、です!元々人を育てることが好きだったので、人事領域に強い興味がありました。
外資系ITの内定が早かったので、最初のSAPジャパンという会社に入社しましたが、実は就活の時にはITコンサルティングファーム以外にも実は、人材業界も受験していたんです。
最初に入社した企業は、基幹系業務(人事、会計、サプライチェーンマネジメントなど)を支えるERPパッケージというソフトウェアを開発・導入するベンダーでした。
就活当時、「タレントマネジメント」という人材育成のフレームワークが世の中に出始め、SAPはその領域において先駆者でもありました。コンピューターサイエンスを専攻し、人材領域に興味のあった自分にとって、まさにこれはチャンスだ、と思い、是非自分にこれをやらせて欲しいとアピールしまくり、タレントマネジメント領域の案件にアサインしていただくことができました。
また、学生時代のアルバイトは、塾講師・家庭教師・専門学校の非常勤講師と、すべて教育系。自分の時間を使うなら『教える・人を育てること』に使いたいと思い、そちらに振り切っていました。
ーすごい徹底ぶりですね(笑)いつから人事領域に興味があったのですか?
そうですね。教育系のアルバイトしかしていない、ちょっとなめた感じの学生だったかもしれません(笑)ただ、何よりも人の成長に向き合っていくのが楽しいんですよね!
自分の教育に対する思いの原体験はおそらく、おそらく高校生の時になると思います。
当時、予備校のカリスマ講師の執筆した参考書を読んで、わかりやすい解説のおかげで、これまで理解できなかった事がみるみるうちに理解できるようになって、そういった「難しい概念をわかりやすく伝える」教え方に憧れたんですよね。
採用だけでなく、育成にキャリア幅を広げたい
ー転職をしようと思った背景をお聞かせください。
上記の経緯もあり、当社取締役の新田さんとは前職時代からのお付き合いで、
よく情報交換をしていました。
当時の私は採用にフォーカスをしていた業務に携わっていましたが、キャリアを通じて実現したいこととしては「いかに多様な軸でビジネスパーソンを評価・育成するか?」というビジョンを持っていたため、採用だけでなく、育成にキャリア幅を広げたいと感じているところでした。
また、多様な軸で人を評価できるような社会の実現したいと思っていました。
キャリアを通じて軸の多様さを追求したいと思ったきっかけは、大学在学時に参加したインターンシップの課題です。与えられたテーマに対して自由にユーザーのペルソナを想定し、ペルソナの抱える課題を解決する解決策を企画し、システム実装するという内容でした。同時期に参加していた約400名の中で最高評価を獲得することができ、大きな自信と成功体験を得ることができました。
一方で、まだ当時は世の中が何も見えていない大学院1年生でしたし、このような課題内容がたまたま自分の軸にあっていただけで、まだまだ自分の知らない数多くの軸もあるのではないかと思っていたんですよね。そういった多様な軸を数多く明らかにし、その軸を元に評価され、輝く人達が沢山出てくるような社会を実現したいと思っていました。
その思いで、新卒エンジニアであっても、いかに多くの能力の軸で才能を見いだすか、というジョブ別採用に取り組みました。
研究開発軸、AI/データサイエンス軸、インフラ軸、デザイン軸、フロントエンド軸…様々なスキル軸を定義し、それらの採用を持った新卒エンジニアの発掘に取り組みました。今でこそ一般的な採用手法になりましたが、当時としては先駆者でした。
これもTrackがあったからこそ、オペレーション工数削減とスコアの定量評価ができて実現できたわけですが(笑)
ー他にも理由はありましたか?
また、ハイレベルエンジニア採用業務に関わる中で、「これくらいスキルの高い人材であれば、自社ではなくどこの企業に行っても社会に対して価値を創出できる。
真に解決すべき問題は、いかにこのようなハイレベルな人材を世の中に多く輩出し、社会全体にエンジニアが生み出す価値の総和を向上させることができるかでは?」という思いも強くなっていました。
ある特定企業の人事職では、どうしても自社の求める人材像にフォーカスした採用や育成にフォーカスするがゆえ、社会全体のスキル向上を図るということは難しく、どうすればこの社会課題を解決できるだろうか?と悩んでいたところでした。
育成事業をやりたい僕のための案件を作ってくれた
ーギブリーに入社された経緯と決め手は何だったのでしょうか?
そのような話を新田さんにしていたところ、「それなら採用業務主体の現職ではなくギブリーに来ることで実現できるのでは?」という、ありがたいオファーを頂くことができました。
ギブリーのメンバーは前職時代に新田さんをはじめ、複数名と関わっていたのですが、お付き合いのあった数十社のパートナー企業の中でも、それぞれのメンバーのスキルやホスピタリティが数レベル高いと感じていました。
そのような人の魅力も感じており、ポジティブなイメージを持っていました。
ただ、現職でまだやり残したことがある思いも強く、ギブリー入りを悩んでいたのですが、ある日「育成事業をやりたい森さんのために案件を作ってきた!」というお声がけもあり、そこまで個人のやりたいことにコミットしてくれる想いの強さに感動し、ギブリーへのジョインを決めました。
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【後編】新しい教育論を確立する。多様なタレントを持つDX人材があふれる社会を目指して。
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