色眼鏡

世の中は経験によって誰しもが着色された世界を見ている。それを他人に推し量ることは難しい、似たような環境の人間なら同系色程度には物事が見えているだろう。

知らず知らずにかけていた色眼鏡を外すことはそう簡単ではない、今まで見て生きてきた世界を否定するというのは、世界はそうであると信じて生きてきた自分を捨てなくてはならないと同義であるから。

なぜ色眼鏡を捨てないのかと言われて疲れてしまった。この人は本当に私と違って楽しい人生を過ごしてきたのだなと感じて、嫌になった。



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