オリックス3軍の現在地【2021年3-4月編】
こんにちは、ギータです。
今回はオリックスの3軍構想についてnoteを書いてみました。
今年も正式には発足していなかったものの、着々と歩みを進めているように思われます。
どのくらい試合数が組まれているのか、3軍の個人成績はどうなのか。
奮闘している球団や選手の頑張りを少しでも伝えたいと思うので、読んでいただけると嬉しいです。
※尚、このnoteについては選手への敬称を省略させていただきます、ご了承ください。
0.3軍発足へのこれまでの動き
オリックスの3軍について言及された過去の記事をいくつかピックアップしてみました。
最初の記事は2016年7月ですが、2軍本拠地移転(神戸から舞洲)を発表した直後になります。
やはり施設インフラの充実化が3軍制発足の契機になっているんですね。
この記事の通り、2016年以降毎年育成選手を指名(2016:5名、2017:4名、2018:1名、2019:8名、2020:6名)し、2016年2名だった育成選手は2021年4月現在19名まで増えました。これは3軍を正式に発足させている巨人(26名)、ソフトバンク(22名)に次ぐ人数となっています。
コロナの影響で親会社の業績も厳しい状況ではありますが、2022年の3軍正式発足に向け育成選手と指導者のさらなる確保を頑張ってほしいです。
1.3軍戦の試合数について
オリックス3軍の試合数が増えたのか減ったのか、公式HPに記録が残っている2016年以降の試合数の変遷は下記の通りです。(予定された試合数でカウントしており雨天中止になったものも含んでいます)
※2020年までは春キャンプ中の二軍練習試合もカウントしていたので、2021年の春キャンプ練習試合もキャンプスケジュールからカウントしました。
また、3軍制を敷いている巨人、ソフトバンクとの試合数の比較は下記の通りです。(他球団と平仄を合わせるため3/26-4/30分を集計)
巨人:7試合(3/30、4/4,9,16,17,24,26)
ソフトバンク:9試合(3/27,28、4/3,13,14,21,22,27,28)
オリックス:9試合(3/30、4/3,4,13,17,18,20,23,30)
2020年はコロナの影響で後退を余儀なくされたものの、2021年は大幅に試合数を増やしており他球団に負けない水準になっています。
球団としての本気度が伺えるので、この調子で試合数を確保してほしいなと思います。
2.3軍の運用実態
これまでの3軍の対戦相手や結果は下記の表の通りです。
(1軍、2軍の動きも併せて記載しています)
1軍~3軍が同時に試合を行う予定だったのは3/5、4/13、4/20、4/23、4/30で、3/5以外は三隊に分かれて試合を実施できています。
4/13はデーゲームの3軍戦でフル出場した鶴見、廣澤、岡崎、佐藤優、田城の5名がナイターの2軍戦でベンチ入りしていました。
1軍~3軍が完全に別行動をするには野手はギリギリか少し足りない位なのかもしれないですね。
3.3軍個人成績
ここまでの3軍の個人成績を纏めてみました。
(3軍を主戦場としている選手を抽出)
公式HPで提示されているデータから算出可能な指標も出しています。
投手だと松山、佐藤一、谷岡のドラフト同期トリオが数多く登板していますね。
数値的には佐藤一の防御率が目を引きます。イニング数と同等の四死球を与えているのが課題ですので、制球力を改善させれば2軍での出場機会が増えると思います。
3人に加えてルーキーの川瀬、辻垣、宇田川に怪我や不調からの復活を目指す海田、村西、澤田も登板しています。
野手だと廣澤、平野大が安打を量産し佐藤優がホームランを放っています。
そしてルーキーの釣も途中出場が多いですが、限られた打席数で結果を残しています。
一方で中川拓、古長、鶴見は打撃面では苦しんでいる感じでしょうか。
ここで挙げた選手は2軍でも出場機会に恵まれていない選手達なので、2軍の試合に出られるように頑張ってアピールしてください。
読んでいただいてありがとうございました。
1軍、2軍と違い3軍戦は無観客を余儀なくされています。
3軍で汗を流している選手達に声援が送れる日が一日でも早く来ることを願っています。
■ちょっとExcelに関する余談
Excelで打率や出塁率を表示する際に1の位に0を出している方(0.250等)がいますが、「セルの書式設定→ユーザー定義→『.000』」で1の位の0を消すことが可能です。ぜひお試しください。
■出典