【CHC】イサシキの質問こ〜な〜Vol.1
お疲れ様です、イサシキです。
今年初めて投稿したnoteでもお伝えした通り、匿名質問投稿サイトのマシュマロに寄せられたカブスに関する質問にお答えしていくコーナーです。
質問量にもよりますが、だいたい週1〜2のペースでお答えしていこうと考えていますので、よろしくお願い致します!
合同noteでPITを担当されているのばさんが投稿されている"MAILBAG"企画に近いというか、100%近くパクった企画となります。のばさん本当にごめんなさい🙇
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質問はこちらより!
今回は6件の質問にお答えしていきます!
A:出そうと思えば出せますが、大きな見返りは期待できません
マストロボーニは昨年のWBCにイタリア代表として出場したユーティリティプレーヤーで、カブスには昨オフシーズンにレイズからトレードで加入しました。
AAAではレイズ時代より非凡なバッティングセンスと20盗塁をマークするスピードが自慢で、既にMLBデビュー済みの状態。あとは活躍が待たれる状態でしたが、今年は61試合で.241/.308/.301 wRC+71と打撃で貢献することはできませんでした。
それでも2B、3B、SS、FL、RFと5つのポジションをそれぞれ及第点で守り抜き、MLBでも上位クラスのスプリントスピードを持つ点において、カブスのデプスを支える選手であったことは間違いないでしょう。シーズン開幕前にザック・マッキンストリーをタイガースへとトレードで放出し、空いたユーティリティ枠をしっかりと埋めてくれた印象です。
勿論これからの活躍がものを言う部分はありますが、正直トレードチップとして機能するかどうかは怪しい所。マイナーオプションは2回残っていますが、打力に課題を抱えるユーティリティはどの球団もマイナーからデプスを補える可能性も高く、他球団からしても無理に対価を出してマストロボーニを獲得する必要もないのかなあと。
そもそも野手層のデプスがただでさえ厚いとは言えないカブス(→ここ重要)が、貴重なユーティリティ枠のマストロボーニを安価な対価で出すとは思えませんし、たとえ同じ枠のクリストファー・モレルがその地位を確約されたからといって、マイナーオプションを残している選手を易々と手放す気はあまりしません。
仮に放出するとしたら、安価なベテランリリーバーとの1対1、もしくは他の選手がメインパッケージとなるトレードのバーターくらいかなあと思います。トレードそのものがあり得ないとは思いませんが、現時点では可能性として低いかなあという印象ですね。
A:とにかくホームランを打ちまくればそれで良いです
その名前とは裏腹な脳筋バッティングが魅力の選手ですが、これは毎年「打率1割50本塁打をやってくれればそれで良い」と言い続けています。
とはいえ遅咲きの選手なので、33歳を迎える今年がまだArb1年目。1B/3Bのライバルも多く、仮に噂されているコディ・ベリンジャーとの再契約やリース・ホスキンスの獲得が実現すればさらに立場が危うくなります。
左右関係なくどちらの投手からでも長打力を発揮できる才はあるので、プラトーンやDHでの起用がメインとなってくる中での結果が求められるということは、少なくとも20本塁打以上をマークしないとマイナー降格はおろかDFAという結果にもなってしまうかもしれません。
ちなみに当人はドライブラインで打撃改造中。スイング改善のための代表的なドリルであるHook Em Drillに取り組んでいる最中のようなので、アプローチの改善とコンタクト率を上げた確実性の高い打撃に生まれ変わることができるかにも注目していきたいと思います。
A:ジェイク・アリエッタの存在です
2015年のWCゲームで先発したジェイク・アリエッタ投手の投球に痺れ、それ以来徐々にカブスを追い始めました。
この記事にカブスが好きになった理由がすべて書かれています。
A:球場周辺を探索したい!そして…
ベタな回答ですが、やはりカブスファンの「聖地」とも言われるマーフィーズ・ブリーチャーズには行ってみたいですね。
よく選手や球団関係者も来店するようで、バファローズにも在籍経験のあるフランク・シュウィンデルもその1人。このスポーツバーでの出来事がきっかけで2021年の活躍があったというエピソードもあります。
A:カブスのファームシステムが崩壊します
ガーディアンズに所属する絶対的守護神のエマニュエル・クラセ。短縮シーズンであった2020年開幕前にアナボリックステロイド一種であるボルデノンの使用が発覚して80試合の出場停止処分を受けたものの、常時100MPH近い出力を誇るカッターと右打者のアウトコースに横滑りしていくスライダーを武器に、実働4年間で111セーブをマークした支配力に優れるのみならず、3年連続で70試合登板をこなす鉄腕ぶりも魅力の投手です。
年齢も今年で26歳と若く、2022年に結んだ5年$20M+クラブオプション2年(いずれも$10M)のエクステンションは現在の市場価値と比較しても大バーゲン。この上なく価値の高いクローザーと言っていいでしょう。
そんなクラセですが、先日シカゴのラジオで「カブスが獲得に興味を持っている」との発言が出ました。
対価を考える上で、フロント側に主導権のあるクラブオプションが2年ついているとなるとMLBトップクラスのリリーバーを実質5年保有できるというとてつもない付加価値があるならば、やはりカブスのファームシステム及び若手のブレイクアウト候補は1~2人放出しなければいけないでしょう。
候補になるのであれば、筆頭候補はMLB右投手プロスペクトランク3位のケイド・ホートン(MLB公式全体29位)、昨年MLBで20本塁打をマークしたクリストファー・モレル、そして昨年のドラフト1位(全体14位)であるマット・ショウあたりになるのではないでしょうか。
間違いなくこの中の誰か1人は放出になると思いますが、既にモレルはトレードチップに使われる可能性が低いことに言及されており、過去に同じ右投手のオールドプロスペクトであるベン・ブラウンやヘイデン・ウェズネスキをトレードチップにする可能性があることが示唆されているため、わざわざエースポテンシャルを持ったホートンを動かす理由がありません。
唯一可能性が高そうなのはショウですが、元々内野手のプロスペクトが停滞しつつあるカブスのファームシステムに加え、どうしてもホートンやモレルと比べるとその価値は低めに設定される可能性が高いので、ショウがメインパッケージとなった場合はプロスペクトが手薄気味な右投手中心に放出ということになりそうではないかと予想しています。そもそもショウがショートに残れないことを前提としている部分もありますし、7年$106.5M+CO1年$23Mの大型契約を結んでいるアンドレス・ヒメネスの存在を考えれば外野手としての運用も考えなければいけないという何とも成立難易度の高そうなお話ですが…。
うーん、やっぱりホートンとかモレルとか出さないと無理!()
てかこれPCA出さなきゃ釣り合わないんじゃないの…?
A:推したい選手は大量にいますが、ここでは投打1人ずつに留めます。
まず投手ですが、リリーフ左腕のルーク・リトルに注目しています。
高校時代のブルペンセッションで非公式ながら105MPH(約168km/h)をマークして一躍時の人となったリトルは、その年のドラフトでカブスから4巡目(全体117位)で指名。持ち前の速球と大きく曲がるスライダーのツーピッチを武器に、奪三振能力の高い支配的なデリバリーが特徴です。
ルーキーリーグやAでは先発、A⁺以降はリリーバーとして登板し、昨年は9月にMLBデビュー。7試合の登板に留まりながらも6.2イニングで12奪三振の快投で、その片鱗ぶりを見せつけました。
純粋なコントロール能力に乏しく、四球の数も非常に多いというウィークポイントを抱えていますが、豪腕リリーバーはそれが宿命。この部分を突き詰めてMLBクラスに残ることができれば、信頼のおけるリリーフ不足に悩むカブスのブルペンでひと際輝く存在となるでしょう。
野手はやはりカブスNo.1プロスペクト、ピート=クロウ・アームストロングでしょう。
ディフェンス評価において最高スケール80をマークするその鉄壁なセンター守備は、既にケビン・キアマイアー(ブルージェイズ)や昨季ナ・リーグ外野部門で驚異のDRS19を叩き出してゴールドグラブに輝いたブレントン・ドイル(ロッキーズ)と双璧しており、守備面においては既にMLBでもトップクラスにあたるとの評価を個人的にはしています。
評価が分かれている打撃も、階級が上がるにつれてフリースインガー気味な成績になりつつある部分もあるものの、AAでは73試合で14本塁打27盗塁OPS.898、AAAでも34試合ながら.271/.350/.479と平均以上の打力を披露してくれました。
昨年9月にコールアップされましたが、まだまだマイナー(特にAAA)でのプレータイムも必要だと感じている部分もあり、仮にベリンジャーがカブスに戻ってこなくてもセンターには昨年いぶし銀の活躍を魅せてくれたマイク・トークマンをはじめとして様々なタレントが控えているので、無理せずにじっくりと打撃を仕上げてから再びリグレーフィールドへ帰還しても良いかなあという状態かと思います。
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