ネタバレあり!映画「THE FIRST SLAM DUNK」の個人的感想&考察まとめ
こんにちは、ジゼルです。
今回は、井上雄彦原作による日本のスポーツ漫画作品で2022年12月3日(土曜日)に公開された「SLAM DUNK(スラムダンク)」の映画「THE FIRST SLAM DUNK」についてお話します。
以下の内容に興味を持った方のみ読んでください。
「SLAM DUNK」の感想が聞きたい
「THE FIRST SLAM DUNK」の考察が気になる
ネタバレされても何も問題ない
まずは予告。
というわけで、ここでは「THE FIRST SLAM DUNK」を観た後の感想と考察について紹介します。
【注意】
あくまでもジゼル・クインによる意見なので、全てが正しいわけではありません。「違うな」「合わないな」と思ったら、何も言わずにブラウザバックしてください。
予告を観たときの正直な感想
「これは誰??」ってなったし、「新しいやつやるの?」と、とにかく疑問だらけでした。
引き続き同じキャストさんなのかもわからないし、結局どこ戦なのかもわからないし不安だらけ。
公開直前にキャスト公開された瞬間、一部荒れてましたが私も正直「えっっっっっ」となりました。てっきり同じ人たちだと思っていたので、驚きました。
でも原作・脚本・監督が井上雄彦さんだったので、信じてました。きっと大丈夫。少し不安だけど、判断するのは観てからでも遅くないと。
更に音楽がプラスされた予告も解禁されたとき、ギターの音で鳥肌が立ちました。これはかっこいい。もうワクワクする…
とにかくもしイメージと違ってたら??と楽しみと不安でいっぱいでした。
観終わった直後の感想まとめ
公開初日に観て「最初から最後まで最高だった」と感じたのは初めてです。
この理由に興味が湧いた人は、それだけできっと沼にハマる可能性が高いです。
それぞれ10の感想に分けて詳しくお話します。
①予告の「誰?」がわかった瞬間の鳥肌
最初に出てくる少年たちの存在。海にいる女性。
もしかして誰かの子供と晴子さんかなぁと考えていたので、「リョータ」って名前呼ばれたときはびっくりしましたね。
待って待ってどうして宮城リョータ!?っていうか沖縄出身だったの!?
お兄ちゃんと妹の存在にもびっくりしたし、お父さんが亡くなってお兄ちゃんが大黒柱になってたけど喧嘩したまま海で亡くなっちゃたの辛すぎました。
もう喧嘩別れのシーンで察しましたよね。きっと映画観ていた人たちみんな感じてたのではないでしょうか。
「あ…これはお兄ちゃん事故に合いそう」って。
海にいた女性の存在も宮城リョータのお母さんだったことにも「あぁ〜〜〜〜〜」となりました。旦那と息子を亡くしてそれから2人の子供を育てるって本当に大変だよなって勝手に苦しい気持ちになってました。
②OPで原作が動き出す感覚に感動
描かれる順番を確認するためにすぐに2回目観に行きました。
宮城リョータ
三井寿
赤木剛憲
流川楓
桜木花道
まさかこんな感じでOP始まると思ってなくて、井上さんが描いている彼らがそのまま動き出すという流れに感動しました。
オープニング主題歌:「LOVE ROCKET」The Birthday
がこれまたかっこいいんですよ。イントロのあの感じ。あ〜〜これからもうかっこいいやつぶちかましていきますよっていうのがすごく伝わってきてOPだけで「これはもう観にきてよかったわ」と思いました。
ちなみに今回初日は「絶対映画観ない!」と言っていた原作ファンの友人にチケットをプレゼントして観に行ったのですが、友人はこの時すでに鼻を啜っていました。
③山王戦とわかった瞬間に号泣
OPで湘北メンバーが紹介されて、そのままの流れでストーリー進むんかなって思った矢先。
そのままOPの中で今回の対戦校が…。
『山王工業高校』
恐らくあの場にいた人たち声を出していいって言われたら全員叫んでたと思う。そのくらい山王戦は激アツだし、ずっと動いている姿で観たかったのではないでしょうか。
隣の友人は声を出さないように必死でタオルで口元を押さえて「うっっっっっっっっ!」となっていたのを私は見逃しませんでした。
私は前日に単行本を一気読みし、その熱が冷めなかったので余計にテンション上がって泣いてしまいました。
④宮城リョータの物語と気付き動揺
最初の時点で宮城リョータの話めっちゃ多いなぁと思ってましたが、映画だからちょっとメンバーの過去を小出しにするのかな〜程度で観てました。
でも始まるとちょっと違う。
いつまで経っても原作の流れではない。
これは…
宮城リョータ視点!!!!!
これに気付いてもう早く友人と騒ぎたい気持ちになりました(友人が宮城リョータ好き)
バイク事故の話って原作になかったので、そんなことがあったんかと驚き。みっちーとは中学の頃に1on1してたのかと衝撃。お兄ちゃんが「山王に勝つ」って言ってたのかと鳥肌。
リストバンドも原作では2つ付けてたもんね。ただのおしゃれか何かだと思ってました。
表紙の31巻ではリストバンド赤白だったけど、中では黒と何色かわからなくて。あれは赤色をいつも付けていて普段汗を拭くのに白や黒のリストバンド使ってたのかと知って感動しました。
お母さんがお兄ちゃんのことを想い過ぎて「俺が生きていてごめんなさい」って手紙を途中まで書いてるシーン、胸が苦しくなりました。書き直して偉いぞ。そのお手紙のおかげで家族が戻ってよかった。宮城リョータ、なんて優しくていい男なんだ。これは好きになってしまいますね。
ちなみに映画が終わった後の一言目は「私:おめでとう(宮城リョータが主役で)」「友人:ありがとう(大号泣)」でした。
⑤3Dによって観客として観戦してる気分になる
予告の絵柄、原作っぽい感じはしたものの3Dだったので「どうなるんだろう?」と思っていました。
結果。
映画だからこそ3Dで良かったです。
本当に観客として試合を観戦しているあの雰囲気。応援上映できないのが悔しいくらいでした。
声だして叫びたかったし、私も水戸洋平くんたちと一緒に湘北を応援したかったです。
⑥話に夢中で声は気にならなかった
アニメのキャストさんの声が印象強くて、なかなか受け入れられない人もいると思います。その気持ちわかります。
だってその声で観てきたわけだから、全く別の人の声になるって不安だしイメージと違うって思うことありますよね。
私も正直そう思ってましたが、それよりも映画の内容が良過ぎてしばらく声のことを忘れていました。
3Dなので、むしろみんなのその自然な演技が合っていたと私は感じています。とりあえず観てから考えてほしいです。もちろん観ても同じ意見にならない人もいると思います。
でも、それだけで「観ない」という選択をするのは本当に勿体ないですよ。
⑦音楽が入るタイミングが最高だった
あの…ストーリーも最高だったんですけどそれをより一層盛り上げてくれた音楽凄くなかったですか!?
OPのイントロで鳥肌立ったし、劇中の音楽でもちょうど「ここ盛り上がるぞ〜〜〜〜!」っていうタイミングで流れて思わず「これは私のための映画か?」と勘違いするレベルでした。
EDもこれまためちゃくちゃかっこいい。
「まだ旅路の最中さ」っていう歌詞に思わず期待しちゃいましたね。
今この感想を書きながら曲流してますがカッコ良過ぎて…。
映画の作品にぴったりでした。
とにかくカッコよくて爆音で聴きたくなるしテンションが上がる。めちゃくちゃやばい。思わず私の口調が変わってしまうレベルです。
オープニング主題歌:「LOVE ROCKET」The Birthday(UNIVERSAL SIGMA)
エンディング主題歌:「第ゼロ感」:10-FEET(EMI Records)
音楽:武部聡志、TAKUMA(10-FEET)
⑧余計な演出がなく大事なところは無音だった
声が気にならなかったもうひとつの理由として、演出があります。試合中セリフが少なく、一部無音のところもありました。
それもリアルというか。実際に試合していたらこういう音が聞こえてくるんだろうなっていうそういう感じだったんです。
特に1番良かったのは、桜木花道と流川楓がハイタッチするシーン。
このシーンは絶対にセリフなくハイタッチする音だけがいいと思ってました。
まさにその理想のシーンを描いてくれたことに感謝しましたし、「ちゃんと原作ファンの人たちのことを考えているな」って感じました。
このシーンで大号泣してましたが、周りも泣いていたのでズビズビと鼻を啜る音が聞こえていました。
⑨EDのクレジットの並びに感動
途中で宮城リョータの物語だとわかってましたが、エンドロールが流れた時のキャストの順番で「やっぱり宮城リョータが主役だった」と改めて実感する並び。感動します。
しかも仲村宗悟さん。出身地が沖縄ということで、更に納得。そして大号泣。ちゃんと考えての起用だし、沖縄弁が自然だったのもそういうことだったんですよね。
⑩EDあとの宮城家に大号泣
最後に宮城家にお兄ちゃんの写真が飾られていたのが良かったですね。映像だけで伝わりました。
劇中家族のことが描かれているシーンほとんど苦しかったので、笑顔で終われたことでこっちは大号泣したし「良かったね!!!本当に!!!良かったね!!!!」と心の中で叫んでいました。
それにしてもまさか沢北さんと一緒に海外へ行くのが宮城リョータだったとは…。めちゃくちゃびっくりしましたよね。とにかく最高の映画でした。
映画続編あったら嬉しい
今回「FIRST」だったので続編あったら嬉しいです。
山王編が終わって宮城リョータの続き…も考えたのですが、もし続編あるならば個人的には山王戦をそれぞれの視点でやるっていうのが希望です。
そしてどうしてそう思ったのか気になった点をまとめました。
OPで描かれる順番で
原作にあったシーンが描かれていなかった
桜木花道の「左手は添えるだけ」の声が聞こえなかった
特に私は魚住が桂むきしている意味がわからない突然のシーンが大好きなのですが、あれがなかったんですよね。
他にも色々「あれ、あのシーンなくない!?」って思ってたんですけど、宮城リョータ視点で考えたらなくていいんですよ。
だから赤木の時は魚住が出るし、流川の時に「左手は添えるだけ」って声が聞けるんじゃないかなって。
「5回も山王戦観るの!?」って待ちに待った山王戦なら5回以上観れるし、今回のようにそれぞれの話を中心に描かれていたらそれこそちゃんとスラムダンクは完結するのではないでしょうか。
山王戦を2時間ちょっとで描くのは難しい。
でもそれぞれの視点で物語が動いたら?求めていた試合を観戦することができると思います。
これはあくまでも私の希望ですが、そんな感じで続編になったら嬉しいです。
あとは山王戦以外の対戦校との試合を今回のようにそれぞれの視点にピックアップするとか。とにかく続編あってほしい。5まで。この先の楽しみを作ってほしい。
OPの順番で考えたら、次は三井寿ですね。
中学の頃に宮城リョータと遊んだことがあるっていうシーンを思い出します。
それこそ上映後は缶のポカリ買って親指で開けたい。
【追記】
41試合以上観て思ったこと。
続きなくて、もうこれで完結でも良い。
映画▶︎原作の繰り返しで大満足してます。
最後に一言
「ここが気になって観れない」「不安だから観れない」
という声もあると思います。
でも観てから判断してほしい。
とにかく最高な映画でした。ありがとうという気持ちでいっぱいです。
公式サイトはこちら→映画「THE FIRST SLAM DUNK」公式サイト
このブログを読んで少しでも共感していただけると嬉しいです。
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