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#1867 ベーシックインカムについて。

先日、日本維新の党がベーシックインカムを公約にしましたが、見通しの甘さが露呈していました。私自身は、将来にベーシックインカムは実現出来ると思います。

ここで皆さんの意見を聞きたいです。

#1 kskw 様

ベーシックインカムとは、国民が最低限生活の出来るお金を国家が無償配布するというものです。もっとお金が欲しいという人であれば、働いて稼げるため、働くなというものではありません。
この政策の実現のためには現状2つの課題があります。1つは労働力が不足すること。もう1つは福祉の劣悪化です。
まず労働力が不足するということですが、まあ働きたくない人が一定数居るので、その人たちは働かなくなるでしょう。そのため、労働力が減るという単純な話です。ベーシックインカムを行っていた古代ローマでは、労働力として奴隷を使っていました。それが現代ではAIが代替するはずなので、労働力不足は解消出来ると思います。
2つ目の福祉の劣悪化ということについては、税金を徴収出来ないので、現在のアメリカ、あるいはそれ以上の福祉の劣悪化になると思います。そもそもベーシックインカムを行うには、国家があまりお金を使わないというのが前提なので、当然現状の福祉の手厚さは消えます。しかし、これに関しては、現在の日本ではそれ以上に労働災害、つまり、自殺や過労死があまりにも多すぎます。
これは結局、生活費を稼ぐために無理な労働を強いられているので、ベーシックインカムにより解消が出来ます。それに加え、時間に追われる社会人たちが栄養価を気にしたいが、仕事があるため偏った食事になってしまうことも防げます。

#5 shi-ma 様

ベーシックインカムは、結局は国が徴収した税金を国民に広くばら撒くことです。1人年間100万円支給すると仮定すると約110兆円で、ほぼ国家予算です。乱暴にいえば、税収を今の倍にしなければ、同レベルの行政サービスは保てませんし、税収が変わらないなら行政サービスは何もなくなります。
社会保障と考えずにマイナスの税金と考えれば、累進性のない税金であり、不公平は増すでしょう。所得税は減収となることが予想されるので、法人税を高くすれば企業は逃げますので、それも不可能です。
 何も考えず、とりあえずばら撒け、という乱暴な話だと、現金供給が過剰となり、インフレが起こる可能性があります。働かない人が増えて生産が滞ったりすれば、モノが不足し、さらに物価高騰するでしょう。
 企業を国有化し、そこから上がる利潤を分配するなどと考えれば、昔のソ連のような形に近くなっていきますね。
 現状では、ちょっと現実性の薄い策ですね。

#7 kskw 様

>>5 ベーシックインカムを実施するとなると、必然と夜警国家になります。病院などの福祉厚生は前述の通り劣悪化します。また年金、生活保護は完全に撤廃すると考えて良いでしょう。そのため、現状の税金の使用用途となるものはほぼほぼ撤廃されるでしょう。
 インフレが起こるという話であれば、モノが不足という点では、機械での生産効率がもっと良くなれば可能であると思います。しかし、配布する金額によりますが、一定数働く人が出るので最小限の人数でもモノは生産できると思います。そもそも、物価に関しては企業の国有化により必然と減るので統制がなされます。それでもある程度の物価変動はあり得ると思いますが。
 現在、日本は収入が少ないのでベーシックインカムは当然実施は出来ませんが、アラブやマカオでは石油・カジノの莫大な収益でベーシックインカムのようなものが実施されています。なので将来的に、具体的に言うとAIが人間の仕事を奪った先には必然とベーシックインカム実施されるでしょう。

#12 shi-ma 様

>>7
はい、おっしゃる通りです。
オイルマネーの国は、税金なし、医療費無料などもありますから、ベーシックインカムに近いですね。逆にいえば、それくらいの収入をAIなどで国家が得られれば可能かもしれませんね。
インフレについては、むやみにやればマネーサプライの面から当然進みます。流石にそこまで収支を無視した政策は行われないと思いますが。

#13 heroyoukeep 様

頑張ってるサラリーマンが一番、割を食いそうなので反対が多くなかなか実現しないでしょうね。

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GIRON編集後記


こんにちは、GIRONの粟津です。
今回ご紹介するのは”ベーシックインカムについて。”です。このGIRONは編集させていただいている自分がいうのもなんですが、かなり難しい問題ですね。目指すべきところでは理想なんでしょうが、現実に実施するとなると今の社会を根底かから崩しかねないと思います。すごく考えさせられたGIRONでした。何か他のご意見やご感想があれば、ぜひともコメントしてください!

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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