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公園少女のブギーワンダーランドへようこそ! GWSN 超傑作DISCO ANTHEM「BAZOOKA!」

みみ皆さん・・・僕は今泣いていますッッッでも大笑いしています!
まるで竹中直人サンの「笑いながら怒る人」みたいですが
何故ならそれはココロを音楽によって搔き乱されたから・・・・・・
何故ならそれは公園少女、待望の4th EP「The Keys」の新曲
「BAZOOKA!」がホントウーーーーーに素晴らしいから。
GWSNが新章、新しい扉を開けた傑作アンセムを徹底解説させて下さい。

(そしてもしまだGWSNをご存じない方には

こちらのイントロTEXTをどうぞ)

1970年代DISCOというソウルミュージック

なにしろ今回の公園少女「BAZOOKA!」を聴いて驚いたのは
曲の方向性が完全にディスコミュージックだった事です。
以前のGWSNの記事でこの新曲によって彼女達は箱庭を飛び出し
お人形から肉体性を持ったおんなのこへメタモルフォーゼする
と予想しましたが、70年近いPOP MUSIC史においてココロとカラダと音楽
がまるで狂い咲いたかのように強烈なグルーヴを鳴らした
正に音のバズーカ! がディスコというSOUL MUSICでした。

正確に言うと「BAZOOKA!」は最近Dualipaやセリーナゴメスの
新作でも採用されている1990年代のDISCO HOUSEなんですが

今世界中のポップミュージックの最先端で同時多発的に
ディスコが復活してきているのは10年近く続いた
あげみざわ系EDMにはどうしても欠けてしまっていた
ダンスミュージックが持つ官能性を取り戻そうとする動きなんですが
この潮流にバッチリ落とし込んでくるGWSNのスタッフは本当に流石!!
この記事でも触れましたがKPOPがそのオリジナルなグルーヴを発明した
記念碑的作品、少女時代「GENIE」の制作スタッフを召喚してまで
新しいGROOVEへと踏み込んだ本気度の高さが凄いデス。

そして今回の「BAZOOKA!」の泣き笑い的エモ度の高さ、
それは音共にその歌詞に現れていて、コレは完全に
ディスコ時代の王者EW&Fの世界観そのものなのです。

Earth, Wind & Fireが唄った究極の「肯定性」とは

ディスコミュージックが掲げた最も大きなテーマは「解放(FREEDOM)」でしたが
その音が解放したのは官能性ともう一つ、新しい自分を肯定せよという
自己肯定感の在り様でした。
そして音楽こそが人々の持つ生きる事への肯定性へのKEYである
というメッセージをPOP MUSICの歴史の中でどんなグループよりも
強く強く打ち出したのがモーリスホワイト率いるEARTH,WIND&FIREでした。

代表作「宇宙へのファンタジー」の歌詞はちなみにこんな感じ


人は誰でもある場所を持ってる
心のなかに宇宙がある
世界がどうあろうと空想は自由なんだ
空に向かって行こう
「想像」という名の私たちの宇宙船に乗って
あなたの夢は実現する
それはもうすぐそこまで来てる
さあ勝利の時が来るんだ
私たちが「想像」と呼ぶ王国へ
人生を慈しみ
新しい決まりのもと
あなたの精神は
永遠の自由に解き放たれる

もうこれは宇宙と音楽とその桃源郷へと向かうワタシ
ほとんど公園少女の「BAZOOKA!」の歌詞の原型と言ってもいいと思います

FOLLOW THE WHITE RABBIT そして公園少女のワンダーランドへ

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リーダーのモーリスホワイトはインタビューで
音楽の持つ肯定性についてこのように話しています。

「私達人間は地球上で最も弱い生き物だと思う。
疫病(!!!!)で戦争で人類は何度も死の淵に追いやられた
でも絶滅しなかったのは音楽があったからさ
だから僕は死ぬまで音楽を作り続けようと思うんだ」

今回の「BAZOOKA!」の歌詞の中でKEYとなっている「G-021」というフレーズ。
ゼロからイチへというのが本意ですが、僕は裏テーマとして
EARTH WIND & FIREの最高傑作「SEPTEMBER」に出てくる"21″
へのアンサーだとも思っています。

今回TEASERでも引用されたボードリヤールの「シミュラークルとシミュレーション」
そして「不思議の国のアリス」や「マトリックス」において
新世界へDIVEするためのKEYWORDとなったFOLLOW THE WHITE RABBIT!

GWSNはこの「BAZOOKA!」で遂にそのワンダーランドへの扉を開けました。
ALICEのようにNEOのように公園少女達はこのコロナ禍の先にある
GENERATION Q(QUARANTINE)時代にこそ必要となる新しい公園へと旅立ちます。
もしかしたらその場所はもう地球上ではないかもしれない
もしかしたら僕等のココロは音楽で宇宙と繋がっているのかもしれない
もしかしたら??
それは「妄想」ではなく「可能性」の問いであり
未来を手に入れるために、その可能性を現実にするために音楽はあります。
GWSNが「箱庭」を脱出したのは今この世界が直面する閉塞感から
脱出する・・・そのメタファーだったように思うのです

FOLLOW THE BRANDNEW GWSN!
音楽と言う宇宙船に乗り込む覚悟はもうできたかい??


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