ギリケンノート1 メモの整理整頓が出来ない(アルバイト編)
自分とメモの関係性、メモが整理できない実情
自分はかなりメモをしますが、見返すことがありません。
アルバイトをしていた頃、正社員の人に「出た!ギリケン(私の名前)さんのメモ!(笑)」みたいに言われるほどいつもメモをしてました。
※どうでもいいですけど、このアルバイト先の正社員の言い方本当馬鹿にしてるように聞こえますよね。私はこれを言われてからこのバイトをやめるまでメモを取らなくなりました。
色んなアルバイト先で、配られた書類への書き込み、教えてもらったことを書いたメモ帳へのメモ、バイトとは関係なく日常過ごしているとき家で気づいたことをメモ・・・という感じでたくさん書き込んできたのですが、それを振り返ってまとめることが出来ないのです。
振り返ろうとしてもメモしてる場所が分からず欲しい情報が手に入れられなかったり、メモの量も多くとても振り返る気が出ないという状態になります。
まず、書いたはいいけど見直さないメモ。これをどのように活用するのが理想的なのかを考えました。
書いたけど見直さないメモの理想的な活用法を考える
例えば、アルバイト先が本屋だったとします。本屋の営業時間中の仕事は、お客さんに本の場所を案内する仕事、レジ打ち、予約の本の受け渡し、本のカバーやラッピングのやり方・・・等々。そしてそこから分岐する個別の本の場所やラッピングの種類別のやり方など覚えることはたくさんあります。
しかし、いざ覚えたことも覚えてすぐお客さんが頼んでくれるわけではないんです。例えばラッピングのやり方”A”をおぼえたとしても、その後やってきた1人目お客さんはレジ打ちのやり方”C”(例えば図書カードの購入)を試してきたり、2人目はレジ打ちのやり方”B”(クレジットカード払い)を試してくるような感じで、ラッピングをすぐ実践できるわけではありません。
そしてラッピングAを覚えてから、5日後とかに突然、その日の30人目のお客さんがレジで
客「この本、プレゼント用にラッピングしてください」
店員A(自分)「(うわーラッピングきたああ・・・)ラッピングの種類があるのですが、カタログのどのラッピングに致しますか?」
客「あぁ、じゃあこのAのラッピングでお願いします」
店員A「(Aのラッピングこの前やったけど、どこにメモしたっけ・・・そもそもメモ見ていいのかな、しかも探すとなると時間かかるし・・)あ・・少々お待ちください」
店員A「店員Bさん、ラッピングAってどうやってやればいいんでしたっけ」
店員B「メモしたでしょ!、メモの中を探せよ!」
店員A「あ・・・(あったけど、走り書きでよく分からない・・)」
・・・(以下略)
みたいな感じで、結局どこに使いたい技術のメモが書いてあるかが分からないし、そもそもその場でメモを使っていいのか分からないというような状態に陥ることもあると思います。
更に言えば、メモは忙しい中で取られる場合もあり、いざ見ても走り書きで何なのかよく分からないという事もあると思います。
つまり、今回の例で浮かんできた今までのメモに対する姿勢の問題点は
メモした事の使用頻度が低いといざ必要になった時にすぐに出せない
メモした事が実際に起きた時に、メモを出して使っていいシーンなのかが分からない
メモが走り書きで書いてあって読めない。そもそもメモを毎回するというハードルも高い
では、この問題点を解決し、理想的なメモの活用法を考えて行きます。
1、メモした事の使用頻度が低いといざ必要になった時にすぐに出せない
・問題点:使用頻度が低い
使用頻度が低いと、それだけどこに書いたか探すのが大変になります。なので、今必要だ!と思ったときにどこにあるか検索できる準備が大事になると思うのです。
・解決方法:1日の終わりにメモを振り返り、使用頻度を付け、使用頻度の低いものはすぐに取りだせるように印をつけるか、電子メモにして検索したら出てくるようにする。
・気付き:つまり、メモをする行為というのは、仕事の終わりや1日のどこか空き時間で振り返る時間も込みのメモをするという行為だと考えたほうが良いのかもしれないですね。
また、メモの使用頻度の話に付け加えると、逆に、メモした事の使用頻度が高ければ、それだけよく使う技術なので、すぐに覚える可能性が高いと思います。もし覚えてしまったらメモの端っこに移し替える(メモ自体がそういう機能を持っていればやりやすい)、覚えたらメモから消し去ってしまっても良いという事も言えると思います。
2、メモした事が実際に起きた時に、メモを出して使っていいシーンなのかが分からない
問題点:メモを見ながら仕事をしていることを場合によっては注意される可能性がある。
日本の社会において、スマホをレジで見ている人がいたら客は「こいつさぼってるな」とか思う可能性もあるし、紙のメモ帳を見ていても「のろいなこの店員」と思われたり、店側の人も自分が初心者だったころを棚に上げて(?)「それくらい覚えろよ」みたいに思う人もいるかと思います。
メモを見ていることや電子機器でメモを見るというのは、仕事の業種にも寄ると思いますが、ハードルがまぁまぁ高いことだと思うのです。ここで問題になってるのは、メモを見る行為を他人からどう見られているかですが、各々が考えてることに対してどう対処すればメモを見ることが許されるか、出来るだけスマートにメモを見ることが求められるのかもしれません。自分以外にいる、客と店員B~Z(同僚や上司、後輩、部下など)はどういう風にメモを活用していれば許すのか
解決方法:
・お客さんの目線に対する対処:メモを使う事を言ってしまう。紙のメモでも、電子機器でも、メモを見ていることを言ってしまうことは一つ相手に自分の状態を説明する方法としてあるかもしれません。ラッピングの例で言えば「ラッピングの仕方がまだ身についておらず、すみませんが手順(メモ)を見ながらやらせていただきます。」とかで相手に伝えておけば、相手も受け入れてくれるかもしれません。お客さんは多分どういう状況なのか分からないのが不安に思う事があるので、なるべく今どういう店員で、ラッピングの進行度に関わる自分がどういう状況なのかを説明しておくと不安が解消されるのではないかと思うのです。
・店員の目線に対する対処:事前に覚えが悪くメモを多用することを伝えておく。客にはその場で伝えましたが、同僚などには面倒かもしれないけれど事前に伝えておくのが良いのかもしれないと思いました。そうすると、何度メモを見ていても、覚えが悪いから見ているんだと思ってくれるかもしれません。しかしそれでも、例えば店員Bが自分が覚えが良いとか、自分はもう覚えていて当たり前とかで、メモを見ていることをぐちぐち言ってくる可能性も考えられます。こうなってくるとややこしいですが直接言えればその小言みたいなのが自分を焦らせるので困るという自分の小言により陥ってる状態や感情の旨を伝えて、ダメなら上司に相談(上司がそれだったらこのフェーズはその一個下の役割の人に相談とかでしょうか)、ダメなら距離を取るような手段を取るしかないと思います。
メモと全然関係ないことまで考えましたが、こんな感じでしょうか。
3、メモが走り書きで書いてあって読めない。そもそもメモを毎回するというハードルも高い
問題点:これは、時間が経ってしまったがゆえに見返した時にはその時の情景が思い出せずに文字も分からないというメモのまとめるのが遅すぎたという話もあるかもしれないです。あとは、その点で更に言えば、思い出せるようにしておき、あとで必ずメモを振り返ることが出来るのならば、思い出すための情景や最低限のメモだけでも良いという話があると思います。
また、毎回メモするハードルに関しては根深い問題という感じがしています。実際はメモをしてもいいのだけれど、恰好が悪いと思ってしまったり、逆に私のようにメモをすると一々「ギリケンさんまたメモしてる」と言われるようなことがあったり、メモをすることへの内的な羞恥心や外的な圧力で辞めてしまうという事もあると思います。忙しいからメモが出来ないという問題だけに今回はフォーカスしますが、メモをするという事は場合によっては相手の言動をしっかり書き留めて記録するということなので、相手からすると気恥ずかしいという部分があったり、記録に残されると責任が増すというようなことがあり、それを誤魔化す意味もあると思うので、あまり相手がメモをし始めた時に何か言って来ても、何言ってんだろうくらいでスルーしておくのがいいのかもしれません。相手が気持ちを整理するために何かを発しているだけか、コンプライアンス的な問題かのどちらかでどちらも自分は悪くないからです。
解決方法:
・走り書きが読めない:1日の終わり、空き時間に、メモをまとめることで、思い出せる間にそのメモの走り書き部分を分かりやすく修正する。当たり前のことですが、結局はメモをその日思い出せるうちに見返す習慣が大事という事でしょうか。
・忙しい中でメモを毎回するハードルが高い:内容の詳細な手順をメモする暇が無ければ、状況だけでもメモをしておき、あとでその時に教えてくれた人に「あの時忙しくて手順がメモ出来なかったんですけど、手順をメモするために教えていただけないでしょうか」というように忙しくない時間を見つけて教えてもらうというのが良いのかもしれません。
・メモをするのが恥ずかしいとか、何か思われるのが嫌:相手がメモされることで気恥ずかしさや責任の重さが増して、それらを振り払うために生理的にやっていることなので、気にしないほうが良い。
実際にやってみたら、その感想を書いて行きたいと思います。
また、今回は本屋を例に”方向性の定まったメモ”を整理することを考えましたが、日常のメモは色んな分野や、色んなものを見てそれぞれについての感想が入り混じっています。その場合はどうするか、また次回のメモで考えて行きます。
おわり