【ギランバレー症候群の奇跡】耳で押すナースコール 9
作業療法士(女性)のYSさんが耳で押すナースコールを作ってくれた。
リハビリ開始2日目に「作業療法士のYSです。手先のリハビリをしますのでよろしくお願いします」と挨拶にきた。
作業療法士って、何かの作業が出来るようにするのかな?とそれぐらいの知識がなくこの女性を見ていると
黒木瞳に似ていて吸い込まれそうになった。
「手をあげてみてください」というので頭の信号であげようとするが重力には勝てない。
「大丈夫ですよ。みんなそうだから、新井さんだけではないから」とそっと優しく話してくる。
そこで私は「あの、私ナースコールが押せないのです。手もこんなだし、握力がないんです。どうすればいいですか?」と聞いてみた。
「そういう人、多いですよ!今、作ってあげますから待っててください。」と慣れた手つきで箱などを利用しポッチをつけて、
「新井さんは頭は少し動きますよね!耳で押してみますか?」といい
あっという間に
耳で押すナースコールを
作ってくれた。
感心どころか涙が出た。
ありがとう、と何回言ったか覚えてない。
本当に感謝だ。
ありがとうございます!!
これで、患者と病院の命綱のナースコールが出来た。
前の病院で看護師さんを呼べなくて不安だったこと、今の病院でもどうなってしまうか不安だったけど、
作業療法士のYSさんのアイデアで
耳で押すナースコールが誕生したことに安堵した。
この耳で押すナースコールは
現在は家の家宝になっています笑