浣腸が日課になってしまった【ギランバレー症候群の奇跡】14
お食事中の方は読まない方が良いです
身体を動かすことがまだ出来ないのでおむつはしたまま、
導尿もしている。
だが、毎日のリハビリのおかげで手や足のちからが出てくる。握るちからが出てくる。
そしてなんと8月13日には手すりに捕まってベットから座る体制の練習をしているではないか!!
友達に旦那が打ったメールがあります。
今日はこの病院に転院して2週間が経ちました。少しずつ、色々な動きができるようになりました。今日は立ち上がる練習をしました。毎日、ほんの少しですが出来ることが増えてうれしいです。
ただ、私、身体を動かすことがまだまだなので、お通じが7日ほど出ていなかったのです。
芳子は心の中で考えました。
座薬か・・。まてよ、その前に下剤か・・いや、お腹も張ってきたし、浣腸しかないのではないか・・・。
一応、看護師さんに相談してみる。
芳子さん、浣腸しましょう🎵
いやに楽しげに言うではないか。
そんなに浣腸をする側は楽しいのか?!
今温めてきますから待っててくださいね🎵
温めるだと・・・?レンジでチンか?それとも・・・ボイルか、いやなんでもいい。
芳子は浣腸でうまくお通じが出たことがない。出産のときだってダメだったし、あとは幼いころ、一度、母にしてもらったことがあるが、それもダメだった。何十年ぶりだろう。浣腸なんて・・。子どもを産んでから24年経つからそれ以来だな。。。
浣腸の準備が出来ましたよ🎵
やっぱり楽しげに言う。本当に楽しいのかも知れない。。
「今から薬を入れますからね~ぐーーーと我慢して10分ぐらいですかねえ、お通じが出た感じがしたらナースコールしてね。」と言う。
ナースコール押せないから耳で押すんだけどな、と思う前に、
あの只事ではない異様な感じがお尻に集中・・・・。
「芳子、ぐっ!!と我慢して!!」ともうひとりの芳子が話しかける。
「もうダメだよ~~よくわかんない~~気持ちが悪いよ~~」
「助けて~~~おねがい~~~」とナースコールを耳で何度も押した。
芳子さん、ちょっと待っててね🎵
ちょっとっていつよ。いつもちょっと待っててといいながら30分も待たすんじゃない。私は浣腸をしているのよ。早く来てくれ~~~と心の中で雄たけびを上げる。やけに嬉しそうじゃない?そんなに看護師は浣腸が好きなのか?と思ったほどだ。芳子は看護師が来てくれるのをじっと待った。。
芳子さん、お待たせ🎵
じゃあ、おむつ外しますね~~とぺりぺりとおむつを外すと、
「よ、芳子さん!!!!大変!!!!便が。。。。。?!」
やっぱり便は出なかったのか。と思った。
芳子さん、これ。。。
1キロぐらいあるよ。どうしよう?
私はギランバレーになってお尻の筋肉も麻痺してしまったのか便が出るという感覚はなかった。
あたりが騒がしくなり、看護師が3人ほど、芳子のところに来て
凄いよ、すごいよ!!!!!どうする??どうやって処理する・・??
大きなビニール袋を持ってきて、お尻をふきふきして、足りないよ~とまたふきふきして処理にかかること、30分ぐらい・・。
芳子さん、見たいでしょ?見たいよね? 私たち、こんなに浣腸で出た人、初めてみたよ!!1キロぐらいあるよ(%¥63#??)
嫌、見ない方がいい。。見た方がいいかなぁ~
ねぇ、どっちなんだよ。見せてよ!1キロを!!!
やっぱり見ないほうがいい!と言って処理したものをすぐさま、持っていってしまった。
芳子さん、今度浣腸するのは明後日ね!!🎵
と言って看護師たちは笑いながら去った。
浣腸がくせになってしまうかもしれないと、芳子は悟った。。