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身体が赤ちゃんのようにぐにゃぐにゃ【ギランバレー症候群の奇跡】11

8月8日 今日のリハビリはいきなり座ることだった

リハビリは毎日あって午前と午後1時間ずつある
理学療法士のTNさんはまだ、第一関節しか動かせない私に

今日は座ってみましょう!!

と大それたことを言う。最初、耳を疑ったが、自分だけでは座れないので全介助で身体を起こしてもらい、ベットの脇に座らせてくれた。
だが、しかしだ・・・・。
私の身体は体幹が全くないんだろうなとおもうほど、ぐにゃぐにゃで
あかちゃんがお座りをしたころ、前につんのめってしまうような感じで
54歳の顔だけ老けたwあかちゃんが座ってみたのだった。

せっかく座った景色(寝ている景色とは違う)を見てもらおうと思ってたのかはわからないが、そんな景色を見る余裕なんぞなく顔だけ老けた赤ちゃんは凍え死にそうな体勢で

「怖いからもう寝ます・・・」としか言えなかった。その時、感じたこと。

私の身体は生まれたての赤ちゃんになってしまったのだと。

体幹もなく手も足も動かせず、全介助で支えがなければ座ることもできない私はなんて愚かなんだと。頭の中は負の連鎖で止まらない。

人間の身体は数週間、寝たきりになっただけでこうも弱くなってしまうのだと絶望に近い感覚だった。

リハビリさんはそんなこと思って私を座らせたわけでなく、それはわかっているのだが、このギランバレー症候群の病気の恐ろしさを肌で感じとった瞬間だった。

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