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言語聴覚士ってどんな仕事だろう?【ギランバレー症候群】13
言語聴覚士のKRさんに出会う。
ここの病院では治療が終わってすぐさま、リハビリ開始となった。
自分のなかでまだ出来ないだろうと思うこともにもチャレンジさせてくださって「素晴らしい!!」と
いう言葉で褒めてくださる。
ある日、私のターンテーブルに
「スタッフが参りますので食事を一緒にします。お待ちください」
というメモが置いてあった。
理学療法士でも作業療法士でもない、誰なんだろう?栄養士さんかな?と思ってた。
時間になり現れたのは、言語聴覚士さんのKRさんだった。
あまりに見つめられるので緊張して手が震えてしまった。
指が少し動くようになったころ、
「もう自分で食べなさい。これもリハビリです」と看護師に言われへなへなした手でスプーンを持ち上げ
ベットの角度90度ぐらいにして、
またもや赤ちゃんが食べるような姿勢でどうにか口に食べ物を運べるようになっていた時期があった。
ただ、とても疲れる。
ひとつひとつの動作がゴングを鳴らした戦いみたいで口に食べ物を運んでいる距離
(たかが、20センチぐらい)をこぼさないように口に入れる。
「そうだそうだ!新井芳子!やったーー!!ちーん🎵」
みたいな連続である。
それをじっと見ていたのは言語聴覚士のKRさん、
その私の疲れ切った顔や手をまじまじと見ながら「なんとか食べられているじゃない。食事を上げます。明日からきざみ食にしましょう。」
なんと有難い言葉なんでしょうか!
あかちゃんみたいなペースト状のごはんではなく、
物体が出てくるきざみ食です。
ずっとなぜか食事が何を食べても甘く感じていて、おかしいなーと思ってて、もう運ばれてくる食事を見ても食欲がわかなかったので
「きざみ食」になるって聞いてばんざーい!!」という感じです。
このふにゃふにゃしたマシュマロみたいな味のごはんから
解放されるだけで元気が出てきた。
そしておかゆは、お願いだから持ちやすい小さいおにぎりにしてください」と頼むと、
「考えておきます」との一言。
食事のリハビリも頑張んなきゃ!!
食欲はあまりなく、3キロほど体重は落ちていた。
それもそのはず、10日間以上、まともにごはん、食べてなかったしなぁ。
人間は食事が大切ですね。
おいしいもの、身体にいいものを
食べると元気になる。
はやく完食出来るようになればいいなと思い、食事のリハビリも頑張ろうと思った。