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バナナの魅力を100文字で伝えてください


本書を通して筆者が解説しているのは「伝えたいことが相手にちゃんと伝わるための方法」であり
伝え方が上手くなるには
・「自分の性格を切り離して伝える」
・「伝わる構造」と「伝わる技術」を理解する

ことだと述べている。

本書ではメラビアンの法則(非言語コミュニケーションの重要性)やザイアンスの法則(何度も触れる事で関心や好意を持ちやすくなる)など、心理的な観点を時には用いてわかりやすく説明されている。
大きな枠組みとして言うならば、「相手の気持ちになって考えること」が最も重要だということが本書から理解できる。

「バナナの魅力を100文字で伝えてください」の正解は何か?と気になる方は実際に本を手に取って読んでみることをオススメする。実際に手に取って見てみると、そこには「理解しているが意識していなかったこと」が言語化されているだろう。

最後に、なぜ筆者が本書のタイトル「バナナの魅力を100文字で伝えてください」なのかを軽く記載しておく。

・なぜバナナ?
「親近感」を感じるバナナの「魅力を発見した」から。
「親近感」とは上記でも記載した通り、「相手の気持ちになって考えること」、すなわち「読者ベース」で考えた意識がここに現れている。

・なぜ100文字?
「伝える相手が想像しやすい数字を使う」ことを意識している。
「数字の法則」に関して本書でも記載があるが、「相手の気持ちになって考えること」が重要視されていることがここでも分かる。

・なぜ伝えてください?
「伝えてください」と語りかけ口調の文字にすることで、「自分ごと」のように捉えて貰うことを目的にしている。

「相手をベースにして物事を考える」ということは、私生活におけるあらゆる物事で重要。noteなどのブログにおける「読者のことを考える」こともそうだし、世界の経済成長における「誰かの困りごとを解決する」ことで新たな技術が発展することもそう。
結局は全てに通ずる内容が学べるのがこの本だ。




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ニュートン
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