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人生初のヒッチハイク part11

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お兄さんは私達と同じ23歳で職業フリーターの青年だった。
彼が今回高速に乗っていた理由は、趣味である「古物」を名古屋の上の方まで見に行くからだという。「古物」は本当に広いジャンルを指し、古着に始まり様々な古い物が好きだそうだ。静岡在住で、西は神戸から東は東京まで車を走らせて探しに行くそうだ。
彼は大学に通っていたものの、行くモチベーションが無くなり中退。フリーターといってもただバイトだけやっているフリーターというわけではなくて、「動画編集が好き」なことが功を奏し、フリーランスとして映像に関わる様々なことをやっているらしい。ラッパーの動画作成に関わった事もあるが、ラッパーの団体特有のノリみたいなものが合わず1度きりしかやらなかったなど、私の周りで聞いた事が無いような様々な話を聞けて非常に面白かった。

なにより彼は、私達を乗せた理由について「ヒッチハイクをする人の気持ちが知りたいから」だと言っていた。彼の周りでもヒッチハイクをする友達がいたらしいが、その人の考えをいくら聞いても理解できなかったので、実際にヒッチハイカーを乗せてみて理解をしようとしていたそうだ。以前も一人の大学生ヒッチハイカーを乗せたことがあるらしく、話を聞いていいると彼の趣味の一つとして「ヒッチハイカーを乗せてあげること」が生まれているのではないか?と内心思ったぐらいだ。

そんな彼は「考え方」が私に似ていた。
見た目・人付き合い・行動の仕方・内容など何もかもが違うが、思考回路というか物事への興味関心による延長線上の考え方みたいなものが、話していて似た匂いを感じたのだ。

1時間30分も車に乗っていた中の話なので全てを話すとなると非常に長くなるので省略するが、
私の場合は「お金が無いなりにお金持ちと同じ行動を」という発想で、大学在学中に様々な国籍の友達を作ることに注力し、休学をして海外をまわるなどした。(私のNOTEでも詳しく記載しているので気になる方は見てください。)彼の場合も「発想」が同じで「お金が無いなりにどうすれば良いか」という所から行動に移してきた人生だということがわかった。
そして私も彼も上記の発想で望んだ結果、お互いが「お金を稼ぐ必要がある」という結論にたどり着いていた。

この文章だけを見ると何を言っているかわからないというか、「お金を稼ぐことが必要なんて当たり前のことじゃね?」と思われる方が多いと思う。お金を稼ぐ必要があるかないかなんてことを理解して欲しかったわけではなくて、とにかく言いたかったのは「私と考え方が似ているからこそ、彼が人生で選択してきた行動を聞いていると非常に面白かった」のだ。
そして「過程は違うものの、発想と結論が結論が同じ」事実も私が彼に興味を持った大きな要因でもある。

彼は最初から最後まで敬語が崩れることは無かったし、ミステリアスでどこか警戒する要素があったものの、非常に充実して楽しいドライブであった。
彼の行き先の予定的に最も都合が良いPAである「守山PA」で下ろして貰い、彼とは別れることになった。

卓球でポイント撮った瞬間の顔😆


見返したらしっかり疲れてる人の顔

この「守山PA」で下ろして貰ったのが夕方6時。
寝ていない状態でも頑張った結果、どんどんと物事は進展していくのだが、この「守山PA」でも「ヒッチハイクの難しい現状」を改めて受け止めることとなった。

「part12へ続く」


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ニュートン
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