約束の地
そこは黒く煤けた大地が広がり、時折赤く光る地面はいつかくるこの世の終わりを映しているようだった。
まさか自分がこんなところに来るなんて。齢二百歳を迎えた翼は所々黄金に包まれ、先日も仲間に怪我を負わせてしまったばかりだ。神の声が頭の中に聞こえてきたのはその時だった。あれから一ヶ月、私は聞こえてくる声を頼りにここまで来た。
そこは黒く煤けた大地が広がり、時折赤く光る地面はいつかくるこの世の終わりを映しているようだった。
まさか自分がこんなところに来るなんて。齢二百歳を迎えた翼は所々黄金に包まれ、先日も仲間に怪我を負わせてしまったばかりだ。神の声が頭の中に聞こえてきたのはその時だった。あれから一ヶ月、私は聞こえてくる声を頼りにここまで来た。