山陰の魅力的な方々と親交を深めた大人の遠足@鳥取県智頭町
こんにちは。2024年9月から島根県地域おこし協力隊として活動しています、忘れられない感動を届ける通訳ガイド@石見銀山 yocco と申します。
地域おこし協力隊となった9月からすぐ始まった、島根大学と鳥取短期大学と山陰インバウンド機構が主催する「山陰ツーリズム人材育成塾」。
私は今、その4期生として、観光に関する様々なセミナーやゼミを毎週、夜間に受講しています。(この塾が提供する授業が素晴らしい話はまた今度^^)
その講座の一環として、先週、鳥取県の智頭町という町を訪れてきました。
研修名:「山陰ツーリズム人材育成塾 視察調査」
日程:2024年11月20日,21日(1泊2日)
場所:鳥取県八頭郡智頭町
主催:島根大学、鳥取短期大学、山陰ツーリズム人材育成塾
*フィールド視察先
・一棟貸しゲストハウス 明日の家さま
・プラスカーサさま
・自家製天然酵母パン カフェ タルマーリーさま
・楽之(たのし) さま
・藍染工房ちずぶるーさま
*講義
・やどり木協議会4名(上記フィールド視察先代表の方々)
1歳の娘と夜離れるのは、ドキドキの2度目。
(前回は9月の同講座開講式が米子で開催された際で、産後初めて、夜泣きもなく広いベッドで2年ぶりに熟睡できると思いましたが、やっぱり娘が心配でソワソワして落ち着かなかった一夜でした)。
今回は、深夜まで同期メンバーと話していたので結局あまり寝れませんでしたが、母親業から離れられた、夫と前日6歳になったばかりの娘に感謝しっぱなしの貴重な一夜でした😊
フィールド視察 13:00-16:00
1軒目は、自家製天然酵母パン&クラフトビール
&カフェ タルマーリーさん
オーナーの渡邉格さんが、改修中の民家を案内してくださいました。
この町には500軒もの空き家があるそうで、そのうち6軒を改修されたとのこと。
2軒目のフィールドワーク先はプラスカーサさん。
3軒目のフィールドワークは、一棟貸しゲストハウス 明日の家さん。
オーナーは、今も横浜とデュアルライフをされている代表の村尾朋子さん。
最後に訪れたのは、この日、宿泊予定の楽之(たのし)さん。
<1日目夕方16:00-18:00>
やどり木協議会4名それぞれによる発表があった。それぞれ20-30分ずつ移住や起業までの経緯や、現在の取り組みについてお話くださいました。
興味深かったのは、アルベルゴディフーゾという、イタリアで生まれた「分散型ホテル」の発想。小さな町には大きなホテルはなくても(建てられなくても)、町に散らばる小さなお宿が協力すれば、大人数の団体観光客も受け入れられるというもの。
18:00-21:00 智頭町で活躍するメンバーの方々と主にマンツーマンで話ができて非常に良い時間でした。渡邉格さんと竹内麻紀さんと、町づくりや課題についての話が興味深かったです。私も昨年参加した「遊ぶ広報」(2週間滞在して働きながら暮らす(子どもは保育園や学童に行ける)というシステム)を智頭町もされていることを知り、ぜひ応援したいと思いました。
22:00-24:30 塾生の女性メンバーと引き続き交流しました。普段オンラインの授業中でしかお会いしておらず、ほとんど双方向の話をすることはなかったので、活動内容や今後のゼミの進め方などそれぞれの方からお話を聞けてとても有意義な時間を過ごせた。
2日目 7:00〜
翌朝は7時半からパン工房を見学させていただきました。
8:30〜10:30 智頭町内フィールドワーク
「智頭町に特産品がない」と地元の方からの依頼もあり、元地域おこし協力隊の女性が主導し、町の人たち共同で、種から藍を育て、藍染めを始められたそう。
選別の時、茎が入りやすいけれど、一切入らないようにしているから、藍の色もとても澄んだ色になるとか。地元の女性たちで作るから柔らかな色合いが出るとか。
ちなみに、今年のフランスのジャパンエキスポにも出展されたそう。(私が鎌倉で運営していたアロマスクールの元生徒様が草木染め作家さんで、同じくJAPAN EXPOに出展されていたから訪ねたところ、ブースが真向かいだったとか!What a small world! ですね😊)
今や外国人もたくさん訪れるとのことで、パンフレットも日英両表記されていて力を入れていて素晴らしいなぁと思いました。
2日目10:30-14:30 ワークショップ
まず、前日夕方の4名の発表を聞いて感じたことを、塾生全員が発表。
私の発表内容を簡潔に:
1) やどり木協議会4名の女性の周囲を巻き込む行動力や、人脈を大切にして人と人を繋いでいるところに感銘を受けた。
→ [自身が取り入れていけること] ひとつひとつの出会いに何かしらの関わりがある。そこに気づいて繋がりを紡いでいきたい。
2) それぞれの光る個性が集まると、大きな灯になる。
知らない地に移住してきたりして、皆、不安や葛藤を抱えているけれど、悩みを吐露することで深い絆が生まれる。そしてお互いを理解しあえて仲間になれる。
→ [自身が取り入れていけること] 小さな町や村で人口が少なくても諦めなくていい。誰もが面白い個性豊かな方達。抱いている想いや夢を話し合う場を積極的に持つことで仲間づくりができるかもしれない。
3) 楽之・竹内さんの想いを聞いて、
拠点づくり(居場所づくり)や、
ヒト・モノ・コト・価値 の集まる場所
を発信する場所
を作ることの大変さと大切さに改めて気づいた。
→ [自身が取り入れていけること] 石見銀山・大森町にもそういう場があったらいいなと思った。(これまでも今も、理念の素晴らしい会社が牽引しているけれど、ボトムアップ型まちづくりがもう少しあっても良いのかも)
ビジネスキャンバスモデルを作成し、3名の方が発表することに。
一番最後に、講師の先生にまさかのご指名をいただき、光栄にも私の「地域おこし協力隊」の事業について、皆に説明する機会に恵まれました。
発表後、発表内容について智頭町タルマーリーの麻里子さんにも質問いただき、また先生方からコメントも頂き、大変ありがたかった。
ぜひ実現に向けて邁進していきたいです。
さぁ、またバスで5時間の道のり(ヒ〜〜😂)
行きも帰りもバスの中では、塾生の智頭町で出会った方々と交流。松江で観光ガイドをされている方、出雲で民泊をされたい方など。
4時間話し続けて、これもまた良い刺激となりました。
内容盛りだくさんで、収穫たくさんの、あっという間の2日間でした。
今回の旅で出会った素敵な方々が大きな刺激となったので、インプットしたことを自分なりにアウトプットしていけることを願います。
後日談:日本海新聞にも掲載されたそうです
(タルマーリーのオーナー格さんの後ろでめっちゃ笑っている私)