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詩)去る日

4時51分発の始発は
不思議な連帯感
乗り継いだ列車は
仕事帰りと
これから仕事の人間の
まるで違う二種類が混じり合う
半分が寝て
それ以外はスマホ

夜明けの街
列車の音が鼓動の
今日の始まりを告げる
最後の日はこうやって過ぎた

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高細玄一(げん)
2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します

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