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ガザで起きていることに対して

自分の子どもを殺された女性の叫び
「ビカッフェ!ビカッフェ!ヤーアーラム!
世界よ!もうたくさんだ、もうたくさんだ!」の声が、耳から離れない。
                                           髙橋美香
 
9/11の時に私はNY国連代表部で働いてました。 2週間近く呪いのように上がり続けた黒煙を見つつ仕事してた。 その後20年間莫大なコストをかけて欧米主導で戦った「テロとの闘い」に負けた結果が、2年前からのアフガニスタン。 今のガザ空爆は新たなテロリスト養成活動にしか、私には見えない。
橋本直子 元国連職員
 
ガザ地区は200万人がひしめきあって暮らしている。普段から四方を囲まれて地区外に出ることは基本できない。そこが、区域ごと標的とされている。
英チャンネル4
 
2012年のときだったか、アリエル・シャロンの息子が、「ガザを駐車場にすべき」と、広島原爆投下を引き合いに出して主張した。こう発言したシャロンの息子は政治家ではなかったが、今のネタニヤフ政権の一角はそれよりさらに過激な思想でやってきた政治家たちだ。この20年くらいの間に意識のあった大人なら、パレスチナについてこういうことはいくつか断片的にであっても知っているはずだ(「スーダンのダルフールは民族浄化があったよね」程度でも)。知らないのは、というか先週初めて知ったような人たちは、意識喪失でもしていたか、単に覚えていないのだろう。そういうふうに記憶のない、あるいは意識のなかった連中が、覚えていて発言している「パレスチナ寄り」(実際には単なる国際人道法支持者)の人間を、「70年代のテロリストの残党ではないか」とフラグを立てて犬笛を吹いている。イスラエルの流した誤情報を信じ込んで「ハマスの蛮行がぁぁ」と叫びつつ


 イスラエルはガザの「完全封鎖」を宣言。電力や水の供給を停止し、食料の輸送も遮断。一方で予備役30万人を集めており、地上侵攻の準備を進めています。戦闘による死者は1500人を超えました。イスラエルの死者は900人。
三木幸治
 
ガザでは一昨日の夜、赤十字国際委員会のスタッフ住居まで破壊されたと言う。 人道支援機関の攻撃は明らかな国際人道法違反。 (私も戦地で赤十字と一緒に働いたことがあるけど、赤十字は紛争下でどの側にも公平平等に人命救助活動を行える、世界でも極めて希少な機関)  橋本直子
 
戦争において、戦闘員は国際人道法のルールに従わなければならない。国際人道法の重大な違反は戦争犯罪だ。民間人は保護されなければならない。
アムネスティ―
 
どちらの側の戦争犯罪も国際法違反も、等しく、同じ基準で非難され、裁かれますように。今日始まった「目に見えやすい」事柄だけではなくて、日々まったく非難もされず、裁かれることもない、ずっとずっと絶え間なく続いているそれらも、等しく「許されない」ときちんと表明されますように。 髙橋美香
 

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高細玄一(げん)
2022年に詩集を発行いたしました。サポートいただいた方には贈呈します