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内向型の人は視野をあえて狭くしてみるのはどうかー広すぎるのはデメリットー

周りの優秀な人を見てみた。
私が尊敬する人、というのだろうか。例えば大学時代に充実した生活を送っていた人たち。例えば人間関係がうまくできる人たち。

その人たちを見ていて思ったことがある。
皆に当てはまるのだが、視野が狭いんだろうな、ということだ。

私は視野が広すぎる。
何でも手をつけたがるし、周りの目を必ず気にしてしまう。また、親の顔色を伺ってしまう。
とにかく色々なものに目が行く。何でもGoogleで調べる。暇さえあれば無駄な動きをしている。
また、何か別のことを考えながら行動する。ご飯を食べている時も、掃除している時も、シャワーを浴びている時も。
とにかく常に色々なもので溢れている。

ただ、私が尊敬する人たちは、多分そこまで見えていないのではないかと思った。
純粋に目の前のものしか見ていない。
周りの目が気にならない。私ほどの状況把握能力を持っていない。

アイドルでいえば簡単なのだが、アンチの存在が目に入らない、というのだろうか。
自分のファンしか視界に入らない。自分は皆から好かれていると考える。アンチはいないと考える。それが事実とは異なっても、善意でそう思い込んでいる。結果、プラス思考になって、次から次へと良い結果を生む。失敗しても、恐らく経過が良かったと考え、結果は目に入らない。

そんなレベル感な気がしてきた。

私の職場において、私が尊敬している人は皆そんな感じだ。
自分と合う人とだけ接するというのを、無意識に行っている。

私の場合は、全体を見てしまう。この人とは合いそうだな、話してみるか。この人とは合いそうにないな。やめておこう。など考え始める。
また、周りの他の人たちが私の知らない話で盛り上がっている時、私は気を遣って話しかけない。ただ一人眺めている。
ただ、私が尊敬する人たちは、そんなのお構いなしに話に入っていく。「それってどういう意味なんですか?」みたいな話をしていく。遠慮とか、気遣いとかない。

視野が狭い人は、随時の判断能力がない。対人関係も、用があれば話しかける。そして、その人と相性が合わなくても、合わないとは感じない。言い方は悪いが、感じる能力がない。そもそも合わないという選択肢すらないのだ。感覚が一つ少ないのだ。

結果、自分は皆と仲良くできると考えるようになる。
そして、そこから生まれるプラス思考はメリットしか生まない。

当然、何かに挑戦するときも視野が狭い方が良い。
視野が広い人は、あらゆる情報を集め、その挑戦の実現可能性を検討する。その結果、そもそも挑戦をしないという結論に至る。
視野の狭い人は、リスクの検討などしない。ただ挑戦する。そして、失敗しても、視野が狭いので、単なる失敗に終わらせ、反省などはしない。また次に移る。

どうやらこれは、内向型と外向型の違いのような気もする。
結局、気の多い内向型はすぐ疲れてしまう。休みが欲しくなる。外交型は、そもそもの選択肢が一つ少ない。気が多くならない。

当然、どちらが優れているというわけではないのだが、内向型であることがコンプレックスの人は、視野を狭めてみてはどうか。
無駄な動きはしない。目の前のことだけをやっていく。周りへの気遣いはしない。リスクの検討はしない、など。

外向的な人からしたら、何を言ってるんだということかもしれない。自分は気を遣えるから周りとうまくやっていけるんだと思うかもしれない。
それならそれでいい。あくまで私がそう思っただけ。
ただ、内向的な人は、とにかく視野が広すぎるのだと思う。それが悪い方向へ働いている。

例えば、他のことを考えながら作業するということをやめてみる。
電車に乗っているのなら、電車から見える風景や次の駅のことだけを考える。歩いているのなら、今どうやって歩いているのかを考える。右足が前に出た、同時に左手も前に出た、などか。ご飯を作っているのなら、ご飯の状況を考える。
また、気は使わない。自分は自分なのだから、空気は読まなくていい。相手を気にかけず、ただ自分のやりたいコミュニケーションを求めていく。

こうしたことを少し徹底してみると、世界が変わってくるのかもしれない、そう思った。
私も少し実践してみようと思う。

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