群れず集まる

私がかねてから好きなバンド、GRAPEVINEの田中氏が文學界に寄稿した文章が、高校の教科書に載るらしい。
と、文學界のTwitter公式アカウントで知り、興味赴くまま読んでみた。

ああ…なるほどな、うん、納得。
これが感想。笑

バインを知っている人は同じ感想なんじゃないかなとさえ思った。なぜなら文章に表されるそのまんまの音楽をしているバンドだから。
かつ、影響されやすいわたしは、確かにエゴというか、押し付けに近いかもなあ…と思ってしまった。笑
それにしてもさすが文学派というか、量を読んでるからこその文章力。語彙力。(それに比べて私…)
気になる方はぜひ。文學界アカウントから。

で、この文章が載るという教科書。
田中氏の文章が載るだなんて、他の内容はどんななんだろうと思いラインナップを覗いてみたら、まあ懐かしいものもいっぱい!
梶井基次郎の檸檬とかめちゃ懐かしいな。でも同じようなタイトルなら芥川龍之介の蜜柑が好き🍊(どういうくくり)
「蜜柑」、どこで知ったのかもう忘れたけど、今でも印象に残ってる短編なんよね。一気に場面が切り替わるあの瞬間、小説なのにハッキリと光景が浮かぶあの爽快感と読後感がとても好き。これこそ蜜柑っていう比喩なのでは?!って思ったりする(?)

一応は日本文学を学ぶような学部卒なくせして、読書殆どしないっていう不良なんだけども、あのあたりの文章が好きだな。プロレタリア文学とか。
移入されやすいから「セメント樽の中の手紙」とかゾクっとするぐらいリアルで怖かったな…
あと個人的に怖いけどすごい好きだったのは萩原恭次郎の「死刑宣告」っていう詩集。わざわざ愛蔵版買ったくらい。
これは文章なのか?っていう位のレイアウト。当時の文字表現とあいまって、訴えかけてくる殺気迫ったメッセージ性。見方を変えれば、ある意味ラノベの先駆けって感じ(内容はめちゃくちゃシビア)
タイトルからしてダークな詩だらけだけど、現代にはない現実と暗雲がそのまま記された感じ、読むほどにザワザワして、読むほどに心が重くなります。

この時代の文章って、ほとんど青空文庫で公開されてて便利に読めるけど。やっぱ本で見るのとは違うなぁとは思う。ルビ振ってあるのいいけどスマホで見るとイマイチなんだなぁ、、ふとに読みたくなって気軽に読めるのは本当ありがたいけどね。。
ちなみに死刑宣告は青空文庫にはまだないようです。編集中のようですが実際載るかは謎。あれはめちゃくちゃ難しいと思う…

アレ何の話だっけ←
珍しく日記的にお話ししました、ではでは〜

追記
ネットにはないと思ったら、ありました。

https://ja.m.wikisource.org/wiki/死刑宣告

なつかしーーー!ほんで、やっぱネットで見てもコワ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?