７インチ盤専門店雑記839「一人ぼっちの世界」

ローリング・ストーンズの1965年に放ったナンバーワン・ヒット「一人ぼっちの世界 Get Off Of My Cloud 」です。これの前が大ヒット曲「サティスファクション」だったので、少々影が薄い気もしますが名曲です、…名曲でしょう、…だと思います。だって他の曲に全く似てないんですよねぇ…。個性的というのか、独特ですよね。

個人的には、…どうも苦手意識があります。ギターのリフが格好良いとか言う曲ではありませんよねぇ…。コピーしたくなりますか、この曲。…私はなりませんねぇ…。

お好きな方に叱られるかも知れませんが、とにかくあのドラムスがねぇ…、毎度スットコドッコイ、スットコドッコイと言われているようで、どうにもこうにも、好きになれない曲なんです。

まあ、強いて言えば、この曲の魅力はミック・ジャガーの歌唱力だと思うわけです。ボブ・ディラン並に畳みかけるヴォーカルと評されますが、おそらくディランよりは遥かに上手いです。ミック・ジャガーのヴォーカルを上手いという音楽評はあまり目にしませんが、とにかく、この人が音程を外すことはありませんよねぇ…。この曲のヴォーカルのリズム取りは完璧です。歌ってみれば分かりますが、難しいです。

前職の時に「スタジオで遊びたい」という先輩方のお誘いで、せっかくならストーンズでもやってみようということになり、何曲か準備したのですが、コレ、早々に諦めました。その時私はベースだったので、楽しく弾いておりましたが、誰も歌えませんでした。…ビル・ワイマンのベースラインは結構好きです。

少々苦手な曲に関して長々書いてもモチベーション低めですから、この辺で…。この曲の７インチ、結構レアです。

ハァ、スットコドッコイだねぇ。