FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 052:初秋晩夏に聴きたい曲特集
さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第52回(2022年9月23日(金)20時~
(再放送:9月25日(日)19時~)
清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。
今週は秋風が吹く頃、初秋晩夏に聴きたい曲を特集しました。
1曲目
「九月の風」松岡直也&Wesing (1982)
1982年の大ヒットしたコンピ・アルバムのタイトル・チューンです。オリコンで最高2位、半年間売れ続けるという、インストものとしては異例のヒットでした。
2曲目
「The Forever Autumn」Vigrass & Osborne (1971)
我々の世代にとってという前置きが必要ですが、秋に聴きたいバラードの定番がいくつかありまして、まずは日本でだけヒットした英国人デュオの一発屋、ヴィグラスとオズボーンのヒット曲「秋はひとりぼっち」です。
3曲目
「Mr. Deadline」Vigrass & Osborne (1971)
彼らのもう一つの中ヒットです。確か池袋の東武デパートの屋上出口付近でサイン会とかやっていたという思い出話まで持ち出しております。そして、妙にほめていたLPのジャケは ↓ です。
4曲目
「For The Peace Of All Mankind」Albert Hammond (1973)
後々コンポーザーとしての活躍が目に付くアルバート・ハモンドの「落葉のコンチェルト」です。まるで違う意味のタイトルになっておりますが、邦題の付け方が上手いと言っております。「言葉のあや」とかわけのわからないことを言っております。スミマセン。また番組では、彼がデビューしたファミリー・ドッグというグループは、レッド・ツェッペリンのメンバーが演奏に加わっている音源があるので要注意というオタクネタに走っておりました。
5曲目
「The Air That I Breathe」Albert Hammond (1972)
スペインで人気があるだの独特の立ち位置の人として細かく解説しております。ホリーズがヒットさせた「安らぎの世界へ」の作者ヴァージョンをご紹介しました。
6曲目
「I’d Really Love To See You Tonight」England Dan & John Ford Coley (1976)
ちょっと落ち着きたいときに聴く曲かなどと申しておりますが、これも邦題が「秋風の恋」といいまして、原題とはかなり違っています。ビルボードで2位まで行った最大ヒットです。
7曲目
「Simone」England Dan & John Ford Coley (1972)
もう一曲、日本でだけヒットした「シーモンの涙」もご紹介しました。
8曲目
「September Song」Django Reinhardt (1953)
9曲目
「Autumn Leaves」Nat King Cole (1952)
少しジャズや古い曲でもということで、ジャンゴ・ラインハルトの「セプテンバー・ソング」とナット・キング・コールの「枯葉」を当時ものの7インチ盤でご紹介しました。さすがにノイズが多いです。
10曲目
「Waterfall - Autumn」渡辺香津美 (1981)
ジャズというか、アコギのギター・インストですが、「ドガタナ」はオベイションのアダマスというギターを全面的にフィーチャーしたアルバムでした。もう冬が近づいてきて突き刺さるような冷たい空気感が感じられると申しております。
11曲目
「All Summer Long」The Beach Boys (1964)
映画「アメリカン・グラフィティ」のエンディングに使われた曲です。卒業や就職といった様々な理由で旅立つ若者たちの別れの季節として、1962年9月のある一晩を描いたワンナイトものです。
12曲目
「Iris」The Goo Goo Dolls (1994)
映画「ベルリン 天使の詩」のハリウッド・リメイク「シティ・オブ・エンジェルス」のために書かれた曲です。人生の秋も
13曲目
「In The Summertime」Mungo Jerry (1971)
ラストはマンゴ・ジェリーです。季節は廻りいずれまた春が来て夏が来ると。人生楽しまなくちゃという深い人生哲学のようなやたらとチャラいナンパソングでもあるということで、ぜひ歌詞もチェックしてみてと申しております。
次回は9月命日のアーティスト特集です。お楽しみに。
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