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7インチ盤専門店雑記295「おぬし、何者?」

相変わらず、ジョン・コルトレーン、聴き漁っております。ジャズはアナログに拘りがないと言いつつ、コルトレーンは意外にあるなあなどと思いながら、棚を眺めております。でもインパルスは少ないですね。ディスコグラフィなどを眺めながら棚漁りというのもコレクターっぽい行動かもしれませんが、私はレコ屋であってコレクターではありませんから…。拘りがないコレクターですかね?

レコード・コレクターズ誌の「レコード・コレクター紳士録」に載せていただいたときも、「病人が読む雑誌で重病人として紹介された」と申しておりましたが、やはりあのコーナーに登場する他の方と比べると拘りが薄いなと思うわけなんですけどね…。そう思うのは自分だけですかね…。

でもね、コルトレーンとか、お好きな方はインパルスの音源とか揃えていらっしゃるんでしょうから…。ウチは5~6枚ですから。まあとにかく自分にとってコルトレーンは、アトランティック期の4枚なんです。何度も書いておりますが、そこには大きな愛着の差がありましてね。

先日、レッド・ツェッペリンⅡの話題で盤を眺めていたとき、「そういえばコルトレーンのアトランティックとレーベル・デザインが違うな」と思いましてね。「ジャイアント・ステップス」とか ↓ こんな感じですね。…ヘッダー写真の盤は後々リリースされた「オルタネート・テイクス」なので、緑と赤のレッド・ツェッペリンとかと同じデザインなんですけどね。「オルタネート・テイクス」…要は没音源集ですね。でもアトランティック期の音源ですから、いいんです。

まあ、レーベル・デザインを見始めたら面白くて、いろいろ見ているんですけど、これ、いちいちジャケットから取り出してみないといけないので、聴くのとかわらない手間がかかりますから、面倒な遊びですね…。

ところで、よく分からないものがあるんですけど、どうもこの辺の事情には疎くて…。コルトレーンの「セルフレスネス」なんですけどね。

ジャケットに、米国でよく使われる金箔みたいな金色のスタンプがありまして、サンプラーとか、米軍基地の売店で売ったヤツとかのスタンプと同じようなものなんですが…、レコード番号だけなんです。どういう時にこのスタンプが押されるんですかね?再発するときのサンプルに使ったオリジナル盤とかなんですかね?番号は印刷されているものと違いますからね…。

ちなみにコイツのレーベルはインパルスらしくない、MCAのヤツなので、…つまらんです。さらにちなみにレーベル面のアルバム・タイトルは「MY FAVORITE THINGS」としか書いてありません。なんかすべてにおいて、手抜きというか、いい加減な雰囲気が漂っている盤です。…「おぬし、何者?」といったところです。


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