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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 002 : 猫ソングス&ゲスト松浦裕美子さん
さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第2回 2021年10月8日(金)20時~ (再放送:10月10日(日)19時~)
清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。
第1回、早くもゲストさんの登場です。猫好きの女優・声優として活躍されている松浦裕美子さんをお招きし、こだわりの5曲をご紹介、高山は彼女からイメージする曲や贈る曲、勝手に猫ソングスなどを選曲してお届けしました。
1曲目
「朝日のサンフランシスコ・ベイ San Francisco Bay」リー・オスカー Lee Oskar (1977)
先週のフィービー・スノウ「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」に続き、「サンフランシスコ・ベイ」ネタと言いましょうか、リー・オスカーです。常日頃から、大自然の雄大さのようなおおらかさを感じさせる松浦女史からイメージする曲です。ハーモニカ、いい音です。
2曲目
「ワイルド・ワールド Wild World」キャット・スティーヴンス Cat Stevens (1970)
ちょうど親子ほど年齢が離れた松浦さんに贈る曲は「ワイルド・ワールド」。出ていく彼女に向けた歌詞として書かれたものと言われますが、ミスター・ビッグのカヴァーがヒットして以降、結婚式の披露宴で花嫁の父親を泣かすために唄われることが多いということですので、ここにご紹介してみました。キャット・スティーヴンスの芸名(?)もデビュー当時の彼女が猫をイメージさせる彼にふさわしいと命名したそうですから、一応猫ソングス系のネタでもあったりしますかね?
3曲目(松浦Selections1)
「ビタースウィート・サンバ Bittersweet Samba」ハーブ・アルパート&ザ・ティファナ・ブラス Herb Alpert & The Tijuana Brass (1968)
野沢那智さんのお弟子さんである松浦さんとしては、意外なところでナッチャコ・パックのテーマではなくてオールナイト・ニッポンのテーマソングできましたよ。学生時代、掃除の時間に流された曲だそうで、懐かしい思い出の一曲です。高山は「喉が渇く曲」というイメージしかございませんけどね。
4曲目(松浦Selections2)
「アナザー・デイ・オブ・サン Another Day Of Sun」La La Land OST (2016)
駆け出しの頃、激情に観にいって大泣きしたとか。女優・声優として頑張っていらっしゃる方のクチから聞くと、やはりこみ上げるものがあるエピソードです。映画の冒頭、大渋滞の中、いきなり踊り歌い出すシーン、ミュージカルに慣れていないと「なんにゃ?」となりそうですが、分かる人には分かるんですね。
5曲目(松浦Selections3)
「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー I Was Born To Love You」フレディ・マーキュリー Freddie Mercury (1985)
松浦さんのリクエストはクイーンのヴァージョンだったのですが、フレディの死後作られたクイーン版をアナログでかけられるわきゃないでしょということで、オリジナルのフレディ版でお許しいただきました。ノエビア化粧品のCMソング、思い切り1980年代の音、キラッキラの音です。アナログでもここまで鳴るのかと驚かされる一枚です。
6曲目(松浦Selections4)
「メイ・イット・ビー May It Be」エンヤ Enya (2001)
映画「ロード・オブ・ザ・リング」で使われた曲です。今回はエンヤさんのベスト盤からかけさせていただきましたが、まあこの赤いドレスのジャケットのベスト盤、オーディオ趣味的に言わせていただきますと、「一家に一枚常備すべし」な鳴りです。グレートです。高山は観ていない映画の話をされて引き気味ですが、まあ音質の話題に振ってやり過ごす…と。第2回にして早くも勉強になります。
7曲目
「黒猫の叫び Black Cat Moan」ドン・ニックス Don Nix (1973)
猫ソングスなどと言いつつ、いきなり渋いところ行きます。BBAよりも腰が強く、ブルージーです。ジェフ・ベックが少しツッコミ気味に感じられます。このオリジナルとカヴァーの聴き比べは面白いです。
8曲目
「輝く季節 Reeling In The Years」スティーリー・ダン Steely Dan (1972)
本来ふられた男の恨み節のような歌詞ですが、邦題「輝く季節」からもわかるように、見ようによっては応援ソングにもなる歌詞なんです。頑張っている人に贈る応援歌としてはいいんです。誰がギターを弾いているかといったネタを用意しておきながら、時間が押してきて、細かいことは割愛、番組終了に向けて走り始めております。
9曲目(松浦Selections5)
「ゴッドファーザー愛のテーマ Godfather」ニーノ・ロータ Nino Rota Orchestra (1972)
お時間の許す限り~の最終曲が、なんと「ゴッドファーザー」です。意外でしたが「あああ、そうか、アル・パチーノの声は野沢那智さんがやってたっけ」といったところで時間切れ終了。
いやはや、ゲストをお迎えしてやるのは時間配分がかなり難しいという、いい勉強になりましたよ。聞き取りやすいように意識してしゃべるということに関して、早くも第2回で挫折しました。ちなみにこの回を収録した時、少しでも聞き易いようにとヴォイス・トレーニングをして、喉をつぶしているマヌケなヤツです。
次回は「7インチ盤でJazz」、ここnoteでは何度か書いたテーマですが、せっかくですからラジオでもやってみましょといったところです。次回もよろしくお願いいたします。