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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 2025年の食

カレンダーのおかげで少し長い年末年始休暇を思い切り楽しんでおります。残念なことに、京都旅行中からずっと体調がイマイチなんですけど、やや回復傾向といったところです。どのみち動悸は酷いままです。もう出かけるのは諦め、自宅でノンビリしております。どうしても気になって仕事もやっておりますが、まあ食っちゃ寝のついでです。…体重が増えたかもしれません。お正月ってどうしても食べてしまいますね。おせちなんか作るわけではありませんが、お雑煮とお煮染だけはサクッと楽しんでおりました。お餅はあべかわやいそべですが、カミさんのいそべは必ずスライスチーズが挟んであります。…意外に美味しいです。

昨年はねぎ味噌やシラチャー・ソースが我が家の流行りものだったのですが、今年は何か目新しい味に出会えますやら。ただ食に拘り過ぎるのはあまり好みではありません。美味しいものを食べるのは好きですけど、よりシンプルに…。この感覚はやはり東日本大震災以来、一層強くなりました。それまでは高級フレンチだのもたまには行きましたし、ワインの会もやっておりました。今では絶対に手が出ないような高級ワインも飲んでおりました。でももう十分楽しんだかなとは思います。美味しいものを食べたことがなければ、美味しいものを作ることは難しいと思うわけで、良い経験をしたとは思います。

でも大震災があって、自分はカラダを壊して退職し、日本の経済は低迷し続けて、食を取り巻く環境もこの10年で随分変化しました。さらにコロナ禍もあって、戦争も起きて…、何だかもう違う世界になってしまったという感覚が強くなり、もう全く贅沢な食事や高級食材などに興味がなくなってしまいました。だからカフェめし屋なわけで、高級なお料理を提供するレストランをやりたいなどとかは全く思わないわけです。カジュアルな方が楽しめますよ、といった程度ですけどねぇ…。

さらに加えて言うと、コーヒーの町と言われる清澄白河にお店はありますが、コーヒー豆は一種のみでやっています。コーヒーに拘りがないかというと、ないわけではなくて、私が生まれる前から続いている月島のLIVE COFFEEの豆を分けていただいています。しかも二度煎りしたシティ・ローストです。とにかく最近流行りの華やかな酸味の強いコーヒーが苦手でしてねぇ…。あくまでもシンプルに…、カジュアルに…。

コーヒーは生産者支援やらアライアンス製品とかありますけど、森林破壊対策も先にコーヒー農園を作った連中が後発組にダメと言っているようで、ずーっと状況注視です。自分の舌で美味しいと思えるものを、カジュアルに提供できればという程度です。…何はともあれ、酸っぱいのは苦手です。自分が好きでないものは提供しません。

さて今年はどうなるやら…。何か美味しい味に出会えますやら。唯一ここのところ気に入っているのは、カルディで売っていた海老塩ですかね。肉野菜炒めにちょいとふりかけていますが、まだ自分の好みの量が固まっておりません。シンプルでおカネをかけずにできる美味しい料理は追究しておりますよ。



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