雨ですね。実に鬱陶しいというか、桜が散らないといいですけどね。気温は妙に高いし、不快な気候です。
ヘッダー写真は西田佐知子さんのヒット曲「アカシアの雨がやむとき」収録のEP盤です。参考までにご登場願いました。60年安保闘争と絡めて語られることが多いわけですが…、といったところで、今の若い人たちには「なんのこっちゃ」といったところでしょうか。1960年生まれの人間が語ったところで虚しいほどに、遠い昔の話となってしまいましたか…。
アカシアの雨に打たれて
このまま死んでしまいたい
夜が明ける 日がのぼる
朝の光のその中で
冷たくなった私を見つけて
あのひとは 涙を流して くれるでしょうか
退廃的と言われますが、恐ろしく暗い歌詞ですね。それでも1960年代を代表する大ヒット曲の一つです。Wikipediaの解説がなかなか秀逸なので、引用しておきます。
大きなお世話かもしれませんが、今となっては、この歌で歌われた「アカシア」は、実は「ニセアカシア」だということになっているようです。こちらもWikipediaの引用ですが、ここまで断定的に書かれていると、そうなんだと思ってしまいますよね。それでも歌の中に登場する植物が何かなんて断言できるものですかね?面白いです。
1960年代の世相を語るとき、やはり欠かせない一曲のようですが、私は当然馴染がありません。1960年3月生まれですからね。
本日63歳になってしまいました。今更にお祝いをいわれたり、いただいたりしても、嬉しいような微妙な気分です。体調が万全ではないもので、「よくぞここまで生き延びた」という達成感はありますけどね。63年は、やはり長い年月です。
60年安保ももう63年前の話なんですね…。