見出し画像

FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 074:ボビー・ホール特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第74回(2023年2月24日(金)20時~
(再放送:2月26日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週は黒人女性パーカッショニストのボビー・ホール特集です。数えきれないほどヒット曲のレコーディングに参加した方です。1950年デトロイト生まれ、時期的に70年代80年代に著名なアーティストとのセッションを多くこなしますが、実は60年代もクレジットはされていませんがモータウンで仕事をしています。とにかく、今回はこんな曲で叩いているという事実をご紹介する特集ですから、個々の曲の紹介等は最小限にして曲を多めにかけました。

1曲目
「Me And Bobby McGee」Janis Joplin (1971)

まずはジャニス・ジョプリンです。日本語のWikipediaのページはありませんが、英語のページにはビルボードの100位に入った曲の一覧が掲載されています。凄いです。

2曲目
「Sweet Seasons」Carole King (1971)

この時期のキャロル・キングやジェームス・テイラーのツアーにも同行しております。番組では、リトル・ボビーとコールされるのを嫌がったという逸話などをご紹介しました。この時期はクリス・エスリッジの「L.A.ゲッタウェイ」ジーン・クラークの「ホワイト・ライト」などにも参加しております。ジョニ・ミッチェル、ビル・ウィザース、タヴァレスあたりも彼女です。

3曲目
「Let’s Get It On」Marvin Gaye (1973)

73年のナンバー・ワン・ヒットも彼女が叩いております。

4曲目
「Diamond Girl」Seals And Crofts (1973)

意外なところで、シールズ・アンド・クロフツも出てきます。宗教的な繋がりではなさそうという話をしております。

5曲目
「Miracles」Jefferson Starship (1975)

ジェファーソン・スターシップは「ウィズ・ユア・ラヴ」など、主だったヒット曲で叩いております。肌の色とかは関係ない人たちと申しております。

6曲目
「Take Me In Your Arms」The Doobie Brothers (1975)

キム・ウェストンという黒人女性シンガーのカヴァー曲です。モータウンです。

7曲目
「Saturday Night Special」Lynyrd Skynyrd (1975)

かなり意外なところで、サザン・ロックの雄、レイナード・スキナードのヒット曲にも出てきます。叩いているのは、印象的なシンバルでしょうか。

8曲目
「Higher And Higher」Rita Coolidge (1977)

リタ・クーリッジは「ウィ・アー・オール・アローン」をはじめとしたヒット曲で、たびたび彼女を起用します。

9曲目
「Knockin’ On Heaven’s Door」Bob Dylan (1978)

面白いところで、ぼぶ・ディランの武道館ライヴでも叩いております。パーカッションが目立つ曲を聴きました。

10曲目
「Run Like Hell」Pink Floyd (1980)

今回最も意外と申しております。確かにピンク・フロイドの曲ですが、印象的なパーカッションが鳴っております。

11曲目
「Shame On The Moon」Bob Seger & The Silver Bullet Band (1983)

デトロイトの地縁かということで、ハートランド・ロックの代表、ボブ・シーガーの2位までいったヒット曲もご紹介しました。

12曲目
「Stand Back」Stevie Nicks (1983)

ラストはスティーヴィー・ニックスです。ボビー・ホールを多く起用した一人です。

他にもいっぱい有名曲で叩いている方です。ぜひ、Wikipediaをご参照ください。

次回は追悼バート・バカラック特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp

いいなと思ったら応援しよう!