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7インチ盤専門店雑記880「四重人格のデモ」

ザ・フーの大名盤「四重人格」のデモ音源集です。こういったマニアにしか用がないような音源集はどのくらい世の中に出回っているのでしょう。ピート・タウンゼントも拘る性格であることはよく知られておりますから、デモ音源といっても完成度は高いわけです。

全曲が対象というわけでもないのですが、こういった音源が手元にあると、やはり聴き比べしたくなってしまいます。そういったときにも、YouTubeは本当に有り難くて、ちゃんとデモ音源まで載っているわけですよ。ザ・フー関連の音源は存在が確認されているもの全てが載っていると言っても過言ではないでしょう。ここまで載っているのかという音源がでてきます。

もちろんファイナル・テイクとして、レコードに収録されている音源は、良好な音質で聴けます。これは当たり前のようですが、有名アーティストの音源はさらに日進月歩の高音質化が見込まれ、素晴らしい音質で聴くことができるわけです。

さらにデモ音源です。載っているだけでも有り難いものが、結構な高音質だったりするわけです。レコード・ストア・デイであれ、50周年記念盤といったものであれ、世に出す時点でマスタリングはしっかり終わっていますから、どれも結構な高音質で聴くことができます。容易に聴き比べもできます。それもかなりの高音質でできるわけですね。…凄いです。

レコードの整理をしていて、いつも後回しになりがちなのが10インチ盤の箱です。「いつ買ったっけ?」とか言いながら、面白くなってついつい見てしまうこともあり、極めて作業が捗らないところでもあります。ジャズの10インチ盤の箱はまだ整理しやすいんです。どのみちブルーノートの5000番台が中心で、しかもその辺の盤はウェブ上に情報が多くあります。問題はロック/ポップスの箱ですね。エルヴィス・プレスリーとローリング・ストーンズが結構場所を取っておりますが、その他のアーティストが実に雑多です。そこらがいいんです。

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