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7インチ盤専門店雑記824「バッドフィンガー」

余剰在庫ネタを続けましょうかね。何度も記事にしているバッドフィンガーですが、やはり大好きなバンドなので、7インチ盤は見つければ買うということをしておりました。最も状態の良い盤は自宅のお宝ボックスに入っております。ここには登場しません。当然ながらかなりの枚数の余剰在庫があるということです。

以前に書いた記事でも触れておりますが、1971年のヒット曲「デイ・アフター・デイ」が大好きで、小学校6年で7インチ・シングルを購入しております。そして、中学生の時ですが、アルバム「マジック・クリスチャン・ミュージック」も購入しておりまして、よほど入れ込んでいたようです。これは大好きな「カム・アンド・ゲット・イット」が入ってますからね…。この辺は買ってもらったとかではなく、自分で稼いで買っておりました。

高度経済成長期の余波か、オイルショック前、母親が勤めていた印刷会社の仕事が追いつかない状態で、家に持ち帰っていた状況下、手伝った分をもらっていたわけです。まあ自分で楽しむものは自分で稼げという家だったんです。印刷と言っても、スキーのリフト券に穴をあけて紐をとおしたり、どこぞの商店街の三角くじの糊付けなどで、1枚1円か数枚やって1円という安価な仕事だったので、大人はやりたくなかったのでしょう。子どもの小遣い稼ぎにちょうどよかったのかもしれません。おかげで中学生のわりに結構レコードを買っておりましたからね。

私は好きな本は一定の角度以上開かないで読むような、ものを大事にする子どもだったので、当時買ったレコードももの凄く状態が良いままです。これなんぞ、結構なレア盤になってしまったので、相当貴重かと思います。バッドフィンガーは7インチ盤もすべてがヒットしたわけではないので、レア盤の宝庫です。…今となっては、もうお高くなってしまって、全然手が出ません。せいぜいでこんなところです。…これの余剰在庫があるわけではありません。

余剰在庫があるのは、以前から繰り返し書いている「デイ・アフター・デイ」です。自宅の在庫ボックスや店の在庫を寄せ集めてみたら10枚以上ありました。何枚か売れたハズなんですけどね…。好きと言っても余剰在庫が多過ぎですね。以前の記事でも書いておりますが、赤盤も何枚かあります。そして、ここに写っているのはみんな状態がある程度よいものだけです。盤質がよろしくないものは含まれておりません。

一応アップルなんですよね。アップルの場合、カンパニー・スリーヴをストックするのもタイヘンなわけですが、最悪バッドフィンガーの「デイ・アフター・デイ」とメリー・ホプキンの「悲しき天使」は使えるわけです。まあ、状態が良いものはそのままですから、盤に大きなキズがある場合やソリが酷い場合などに限られます。…でも何度かそういうものを十円程度で入手しましてね。破れているビートルズ盤のカンパニー・スリーヴと付け替えたりするわけです。…そんなわけで、余剰在庫がいっぱいあっても困らない曲だったりします。

なんだかんだ言ったところで、好きな曲だから買うんですけどね…。お安くしときます。

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