見出し画像

7インチ盤専門店雑記786「クリスマス・ソングス」

12月のイベントは「Christmas Songs & The Recommendations Revenge」ということで、クリスマス時期の定番ネタに加えて、どうせ語り足りない人がいるだろうということで、本編開催前から「次回リヴェンジありき」で準備しておりました。クリスマス・ソングの面白い音源なんてあるかどうか分かりませんが、まだ少し時間があるので、探してみますかねぇ。

チラシは大好きなカーペンターズの「クリスマス・ポートレイト」です。ロバート・タンネンバウムがノーマン・ロックウェル風に描いたジャケットは、最上級のポップアートです。

ロバート・タンネンバウムは映画のポスターを描くのが本職ですが、ここではロックウェルへのリスペクトも織り混ぜながら、心暖まるホリデイ・シーズンには必ず取り出して眺めてたくなる、素晴らしい作品に仕上げました。

私はお店の壁面にジャケット・フレームに入れたレコード・ジャケットを20数枚飾っておりますが、最も多く飾っているのが60年代サントラ盤のイラスト・ジャケットだったりします。映画のポスターのイラストは普通以上に好きなんです。タンネンバウムの個性というものもあるのでしょうが、ロックウェル・スタイルで描いたことで、さらに価値を高めております。

さてこの盤、中身はカレンが歌うクリスマス・ソングですから、あえて語るまでもなく素晴らしいものです。ところが、どういうわけか、あまり見かけません。売れてないのでしょうか?そんなことはないと思うんですけどねぇ…。欲しいという方もいらっしゃいますから、予備的に買おうと思って何度か探したのですが、手に入りません。ジャケットが重要な要素でもありますから状態の良好なものでないといけませんからね。状態のよろしくないものは何度か見たことあるんですけどね…。そして先般、常連のデザイナーさんのもとに旅立ちました。

実を言うと、私個人としては、ヘッダー写真の「きよし この夜」の7インチ・シングルがあれば問題ありません。当然ながら7インチ盤はLPよりもレア度が上がってしまいます。…御無体なという値札を付けてありますが、売りボックスにはいれておりません。…売る気がありません。やはりこの辺は趣味の延長の商売です。アタッシュケース型の重要盤ケースにいれて保存してあります。…イベントではかけるかもしれませんけどね。

例年12月のイベントは「ジンジャー・パーティ」と銘打って、おススメを聴かせ合うものだったのですが、あわせてミニライヴ的なことをやったり、楽しい趣向を凝らしておりました。…おでんパーティの年もありましたね。

でも今年は無理なんです。私自身が休みなくカフェのキッチンにおりますから、全く身動きが取れません。とても準備ができる状態ではないんです。まあ、もういいでしょう。レコメンデーションのイベントをやれば、皆さん何気に語りますし、嬉々として情報交換されておりました。そして語り足りない方もいらっしゃるでしょうから、リヴェンジの機会も必要でしょう。今月同様のやっつけ企画に加えて、少しだけクリスマスっぽい趣向をという程度です。一般の方に募集しても無理でしょうから、ご参加いただいたことがある方限定になりますかね…。

いいなと思ったら応援しよう!