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7インチ盤専門店雑記181「ネバダ・ファイター」
モンキーズのマイク、マイケル・ネスミスの4枚目のアルバムです。一番売れたアルバムかと思い込んでいたのですが、調べてみたら、彼のファースト・ナショナル・バンドの3枚のうち一番売れてないアルバムでした。タイトル・チューンの「ネバダ・ファイター」は結構好きで、ラジオでもかけたことがあるんですけどね。7インチ・シングルでは中ヒットの「シルバー・ムーン」なんてのもありましたけど、他は見たことないですね。日本でも人気あったはずなんですけどね…。
まあこの人のアルバムとか、全然売れてないんですよね。Wikipediaのディスコグラフィとかみても、モンキーズの活動期間中にリリースしたファースト・ソロとでもいうべきソロ・プロジェクト、The Wichita Train Whistleはビルボードで最高144位、次のファースト・ナショナル・バンドのファースト「Magnetic South」が143位、4枚目にあたる「Nevada Fightrer」は218位なんですねぇ…。
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ちょいと好きなセカンド・ナショナル・バンドの「Tantamount to Treason Vol.1」は211位、その後、チャート・インすらできない盤もあって、1979年の10枚目(ライヴを含めると11枚目)「Infinite Rider on The Big Dogma」がイチバン好きなんですけど、これですら151位どまり…。売れてないんですねぇ…。
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この盤、英語版Wikipediaとかではラジオ局用のプロモーション盤も存在すると書かれているんですけど、わざわざ書くからには中身が違ったりするんですかね。誰か教えて…。如何せん日本語版にはディスコグラフィすら載ってません。ちょいと悲しい状況です。
人生のキャリアにおいて、早い段階で成功したりすると、後は楽しくやっていても悲惨な人生みたいに思えていけませんね。この人カントリー・ミュージックを演っているときは、何だか楽しそうにしていたし、そんなに悪い人生を歩んでいたとは思えないんですけどね…。なんだかなぁ…。
結局彼の曲でイチバン売れたのは、1964年頃に作ってリンダ・ロンシュタットに提供した「Different Drum」ということになるようです。どうしてこんなに商業的な成功から見放されてしまったんでしょう。やっぱりモンキーズのせいなんですかね?どの盤も内容はそんなに悪くないですけどね。