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7インチ盤専門店雑記885「ビートルズの10インチ盤」

半年ほど先の話ですが、ビートルズを中心とした60年代の音楽について語る講座の講師依頼が入っておりまして、何気に楽しみにしております。まあビートルズに関しては、諸先輩方が私よりも遥かに詳しく語れるのではと思わなくもないのですが、当時の世相やCMをまじえて語りなさいというご要望なんです。ここらで、「お、私向きか!」と思うわけです。サブカル近現代史研究家、俄然気分が上向きます。

そんなこともあって、自宅でボーっとレコード・ラックを眺めながら、ビートルズの面白い音源などはないかいなと考えておりました。…元々はビートルズを避けてきたような人間ですが、かと言って普通以上にはブツも揃っております。何かに使えないかなと思っていたくらいですから、全くもって好都合なわけです。店に持ち込むようなものでもない盤が結構あったりします。

ヘッダー写真ですが、オープンリール・テープをモチーフにしたビートルズのライヴ音源の10インチ盤が何枚かリリースされております。オフィシャルかブートかもよく分かりませんが、AmazonやHMVで買ったものです。デザインが気に入って、見つけたら買うようなことをしておりました。ただでさえ10インチ盤のサイズ感が好きで、見ただけで欲しくなってしまいます。レコード・ストア・デイで結構リリースされるようになり、そういった感覚は薄れましたが、如何せんビートルズ関連です。

貼ってあるシールを信用すれば750枚とか1000枚といった限定プレスのようですが、ビートルズのマニアは世界中に大勢いらっしゃいます。ご無体なといった盤です。どうも、フツーのジャケットに入ったものとピクチャーディスク仕様があるようですが、詳しいことはよく分かりません。

中身は1964年から65年頃のライヴですが、ラジオ・ブロードキャストでしょうか、音質は意外によかったりします。ただこういった60年も前の音源の音質に関しては好き嫌いの方が大きいかとも思います。自分は如何にも60年代の音と感じられるこういった音質は好きです。低音が十分出ているかといった話は野暮かと思います。「ハリウッド・ボウル」とかいったライヴ音源も公式リリースされましたが、あそこまで世界中で大騒ぎするようなものでもないので、期待値も違いますかね。

まあこの辺のレコードを持ち込むかという話ではなくて、どの辺の曲が60年代を語るときに相応しいかを考える素材として…ですよね。恐らくどの音源も熱狂的なキャーが入っているわけで、人気のほどは知れます。世相を語る中で見ると、米国におけるブリティッシュ・インヴェイジョンなどに触れるわけですが、他の国ではということで、オーストラリアや日本では…となるのでしょう。はてさて、時間配分が難しいことになりそうですが、どう準備しますやら…。ここでビートルズに関して書くのは少々憚られるのですが、noteは備忘録として便利なんですよねぇ…。半年ほど、ビートルズ関連の記事が増えるかもしれません。


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