7インチ盤専門店雑記010「ロンリー・プレイス」
「ロンリー・プレイス Lonely Place」スミザリーンズ The Smithereens (1986)
ニュー・ジャージーで結成されたアメリカのバンドですが、リーダーがオーストリアのザルツブルク生まれなので、何かアメリカらしからぬテイストが潜んでいるんですかね。後々はビートルズ・トリビュートみたいな活動に精を出すバンドですが、まあよくも悪くも80sテイスト満載です。英国のインディーズ・チャートで5位まで行きますが、アメリカでは全く反応なし。この後、アメリカでは中ヒットをいくつかものにしますが、もう忘れてしまったような曲ばかりです。
この曲はスザンヌ・ヴェガも参加していますが、この連中、コラボがお好きなようで、ベリンダ・カーライルやらルー・リードともやってます。Wikiにはジュリアン・レノンともコラボしたと書かれておりますが、詳しくは分かりません。スザンヌ・ヴェガも出てくるモノクロのミュージック・クリップはちょいと惹かれます。
とにかく、このバンド、何が気になるってバンド名がもの凄く気になったんです。80年代にデビューしてきたとき、知らない単語だったので、即調べまして、「a lot of very small broken pieces」たくさんの小さな破片という意味なんだそうですが、どうしてもこの単語の意味が定着せず、今日にいたるまで何回辞書で調べたことか。ヘンな苦手意識があって、どうも忌避しているようなんです。調べるたびに、「そうだった、そうだった、チクショー」という感じになって、「こいつら嫌いだぁ」となってしまうんですけどね。…ただの八つ当たりです。
スザンヌ・ヴェガのところに入れておきますかね…。