7インチ盤専門店雑記418「MERRY X MAS EVERYONE」
イーグルスの「ふたりだけのクリスマス」、いいですよね。ロッカバラードという呼称にベスト・マッチです。アナログで聴くなら、イチバン好きなクリスマス・ソングかもしれません。1961年頃のヒット曲のカヴァーです。
この曲、アルバム未収録でして、7インチ盤の存在価値が大きいわけです。ベスト盤に収録されるのもずっと後のことです。そのため、自分はリアルタイムで購入したのとは別に何度も購入しております。お店でも随分売れまして、お買い上げくださった皆さん、「これ7インチしかないんだよね?」とおっしゃるわけです。「ハイ、貴重な盤です」とお答えしておきます。実際に貴重です。
ティモシー・B・シュミットのイーグルス・デビューの曲でして、1978年唯一のシングル・カットでもあります。世の中全体がパンク/ニューウェーヴ方面に大きく舵をきった時期でもありました。大ヒットの次は難産になるのは仕方がないにしても、次作までの繋ぎとしては完璧だったのではないかと思います。リアルタイムでも、「お、いいなコレ」という印象だったことをよく憶えています。
国内盤のスリーヴは2種類。黒っぽいものと白っぽいものがあります。黒っぽいものは、米国盤にスリーヴをつけただけの輸入盤仕様ということになります。そんなわけでマトリックスを見ると、やはり手書きですね。加えて…何やら書いてありますね。
なんと「MERRY X MAS EVERYONE - BS」という文字列が刻まれていますね。…シャレたことをしますな。
クリスマス・イヴだからといって我が家は特別なことをするわけでもありませんが、まああまり難しいことは考えたくもないですね。
皆さんも暖かくてハッピーなクリスマスをお過ごしください。
P.S.
実際にイチバン好きなクリスマス・ソングを訊かれたとき、よくお応えするのはマイケル・マクドナルドの「トゥ・メイク・ア・ミラクル」という曲です。…でもこれ、おそらくアナログ盤が無いんです。だから「デジタルでよければ…」という注釈つきです。でも滅茶苦茶格好良いベースが堪らない曲です。
Merry Christmas, Everyone!!
One more P.S.
以前に、高齢者福祉施設の英会話教室の講師を頼まれたときに、生徒さんたちに大うけだったロッカバラードとは、もちろんイーグルスの「ふたりだけのクリスマス」でした。旧稿を読み返して、何だか懐かしいやら、おかしいやら。…ということで、せっかくですからリンクを貼っておきます。よろしくお願いいたします。
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