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清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : 健康ですか?(2)

踏んだり蹴ったりと言うのでしょうか、泣きっ面に蜂と言うのでしょうか、店舗再開となったこの期に及んで体調が悪い上に、プチ・ギックリ腰までやってしまいました。「プチ」とはいえ、結構痛いです。もうクセになっていて、だいたい年に3回ほどやってしまいます。処方してもらった腰痛ベルトは柔らかくて使い物になりません。Zamstという、鉄板の入ったスポーツ用のベルトをしています。これをしていると、結構動けます。ただし屈めません。キッチンの作業にとっては、かなり制約が出てきます。

3日前あたりから「きたな~」という感じでジワジワとハリや痛みが出てきまして、そのままうまくやり過ごせるときもあるのですが、今回は普通にやってきました。腰痛のときの歩き方は実にみっともないもので、一気に10歳ほど年を取ってしまったような感じです。まあ、つかまり立ちというところまでは行かず、ゆっくりであれば動けますから、「プチ」と。単に痛みに強いだけとも言われますけどね。それでもこんなもん、クセにならない方がいいに決まってますね。

とにかく腰痛ベルトを装着するとかなり動けるようにはなります。でも長時間したままだと、お腹の調子も悪くなりますし、血圧もかなり上がってしまいます。恐ろしくて計測できません。4日ほどの辛抱ですから、明日一日痛いおもいをすれば、明後日にはだいたいベルト無しで、動き回れるようになります。

さて、店舗再開初日、いきなり結構混みまして、一時間半ほどは腰痛のことも忘れておりました。「待ってました」とばかりにいらっしゃった常連さんは半分程度ですが、本当に有り難いものです。本来なら14時30分ラストオーダーの15時閉店ですが、今日は14時あたりで「Closed」を出してしまいました。いったんノーゲスになった後、常連さんがお二人ほど入られたところで、さっと閉めてしまい、その後はのんびり「お久しぶり~」と言う感じで、まったり過ごしてしまいました。シンクの高さは一般的なキッチンですから、洗い物が非常に辛いことになってしまいましたが、再開初日は何とか無難にやり過ごせたようです。

さて、常連さんに今週のラジオのお題を伝え、「酒ソング、何がいいですかねぇ」などと振ってみましたところ、「マデリン・ペルーに一曲ありますよ。」という情報を得ました。「このアルバム!」とスマホの画面を見せられたところ、「…最近の盤ですね。」と言いつつ、ジャズ系のラックをガサガサとやったところ、…出てきましたよ。ジャズの名門impulse!からリリースされた「Secular Hymns」というタイトルのアルバムに、「If The Sea Was Whiskey」という曲が入っております。

クレジットを見ますと、「ん?? Willie Dixon??」「あれ、マディ・ウォーターズのところの番頭さんだ。」となって、調べましたところ、…出てきましたよ。ウィリー・ディクスンが、マディ・ウォーターズのバックアップにつく前、自身のThe Big 3 Trioでリリースした1947年の曲ではないですか。この人、その前はボクシングのヘヴィ級のチャンピオンですもんね。凄い人生ですよね。それにしても、マデリン・ペルーさん、渋い趣味だわ…。

早速聴いてみたところ、いかにもマデリン・ペルーなベースラインが笑えるほどしっくりでして、「おやおや、いいではないですか。」ということになりまして、ザクッと選曲して相方さんにお渡ししてあるプレイリストを一部差し替えることになりそうです。

そもそも、ザクッとした選曲があまりにザクッとし過ぎておりまして、中にはスティーヴィー・レイ・ヴォーンの「ティン・パン・アレイ」のように9分10秒もあったり、スティーリー・ダン「ディーコン・ブルース」のように7分45秒もある長尺曲が含まれておりますから、ラジオでかけられるかというとあまり現実的ではありません。タイミング的に番組の最後の曲が回ってきて、「〇分〇秒あたりでフェイドアウトします!」などというときに使えるかなといった程度の予備曲です。当然2曲も要りません。変更の余地を残したプレイリストなんですね…、ハイ。

23連休が明け、体調不良だのと言っているヒマもない日々がまた始まりました。飲食店経営者って、本当に身動きがとれないというか、何だかバタバタしているんですよ。営業時間外でも仕入れや仕込みもありますから、結構な長時間労働です。まあ、お客さんに「美味しい」と言っていただけるだけでも十分に楽しいお仕事ですが、「もう少し要領よくやらないとなぁ」とも思います。ホント、自分の時間の使い方が下手なだけなんです。さ、ヨタヨタと明日のお野菜の買い出しに行ってきますかね。ホント健康であるということは大事ですねぇ…。




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